海という謎に満ちた世界において、人類が把握していない生き物はいまだにゴマンといると言われている。このほどインドネシアのある島の小さな海岸に漂着した巨大な生き物の死骸にも、世界中から注目が集まっているもよう。地元メディアの『Jakarta Globe』ほかが伝えた。
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謎の生物の死骸が発見されたのは、インドネシアのセレベス島とニューギニア島の間に位置するセラム島。9日深夜、西セラム地区のフアマル・ビーチに灰色がかった薄茶色の大きなものが漂着している様子を地元のアスラル・チュアナコタさんという37歳の男性が発見した。体長は15メートルもあり現場にはそれを一目見ようと大勢の人が詰めかけている。
漁師からは「巨大な種類のイカであろう」という意見が出ているが、「ゾウのように見えなくもない」との声も。インドネシア海洋水産省・海洋資源管理局のナスラル・ラチュラニット氏は『インドネシア・トリビューン』紙の取材に、「イカは最大でも体長5メートルでしょう。しかしクジラなら20〜30メートルにはなります。クジラの一種であろうと私たちは考えています」と答えている。
現在、海洋生物学者たちがそのサンプルを採取して詳しい調査にあたっているが、現場でそのままになっている死骸は腐敗による悪臭などもひどく、住民や地元の漁師からは「行政の手で早くどこかへ移して」との陳情が寄せられているという。こちらは12日、YouTubeに“Mysterious Creature Washes Ashore in Indonesia”というタイトルで投稿されたその動画である。
出典:http://globalnews.ca
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
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