佳境を迎えるリーガ・エスパニョーラは、残すところ最終節のみとなった。優勝の行方はレアル・マドリードとバルセロナに絞られ、来シーズンの欧州カップ戦出場権争いと残留争いも繰り広げられる。
リーガ・エスパニョーラ優勝にもっとも近いのはレアル・マドリード。勝ち点「90」で首位に立っており、最終節引き分け以上で2011−12シーズン以来のリーグ制覇を遂げることができる。一方、勝ち点「87」で2位に位置しているバルセロナは勝利が絶対条件。さらにレアル・マドリードが敗戦しない限りチャンスはない。果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか。
■リーガ・エスパニョーラ優勝争い(勝ち点/得失点差)
1位 レアル・マドリード(90/63)
2位 バルセロナ(87/77)
▼対戦カード
マラガ vs レアル・マドリード
バルセロナ vs エイバル
来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)ストレートイン出場権はすでに、レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードが、CL予選出場権はセビージャが獲得している。しかしヨーロッパリーグ出場権獲得をビジャレアル、アスレティック・ビルバオ、そしてレアル・ソシエダが競い合う。現在はビジャレアルとアスレティック・ビルバオがリードしているが、両チームの勝ち点差はなし、7位に甘んじているレアル・ソシエダとの勝ち点差もわずかに「1」。どこが抜け出してもおかしくない。
■EL出場争い(勝ち点/得失点差)
5位 ビジャレアル(64/0)
6位 アスレティック・ビルバオ(63/−15)
7位 レアル・ソシエダ(63/7)
▼対戦カード
バレンシア vs ビジャレアル
アトレティコ・マドリード vs アスレティック・ビルバオ
セルタ vs レアル・ソシエダ
加えて、残留争いにも注目。すでにオサスナとグラナダの降格は決まっており、残りの1枠を17位のデポルティーボと18位のスポルティング・ヒホンが争っている。しかし、現在降格圏のスポルティング・ヒホンは苦しい戦いだ。両チームの勝ち点差は「3」離れており、デポルティーボが負けない限りスポルティング・ヒホンは降格決定。さらに得失点「9」差、スポルティング・ヒホンは奇跡を起こして逆転残留を決められるか。
■残留争い(勝ち点/得失点差)
17位 デポルティーボ(33/−21)
18位 スポルティング・ヒホン(30/−30)
▼対戦カード
デポルティーボ vs ラス・パルマス
スポルティング・ヒホン vs ベティス
なお、リーガ・エスパニョーラ最終節は19〜21日に開催される。