「フォーマルなスマートウォッチ」の可能性を考える

0

2017年05月22日 11:32  FUTURUS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

「スマートウォッチ」という単語から、何を連想されるだろうか。

そしてそれらのスマートウォッチのデザインは、フォーマルなものかカジュアルなものか、はたまたスポーティなものか。筆者の偏見だが、スマートウォッチのデザインと聞くとどうしてもスポーティなイメージである。毎朝のジョギングの際に着ける、という感じのものだ。

逆に、フォーマルなデザインのものは少ない気がする。もちろんそういう製品がないわけではないが、そもそもフォーマルな場にスマートウォッチを着ける人がどれだけいるのかとも考えてしまう。

結婚式やホテルでのパーティーなどにフィットするスマートウォッチ。そうしたものがあれば、きっと大きな評判を呼ぶに違いない。

「ハイカラ」なスマートウォッチ

フィンランドの開発者が、『Haikara』という名のスマートウォッチを投入した。

ハイカラ、である。紛れもなく日本語だ。

その機能については、あまり多くは語るまい。文字盤をスワイプすればデザインが変わる、スマートフォンの着信を知らせる、それをサイレントモードにする等の機能は今や珍しくないものだ。だから、こちらの動画をご覧いただきたい。

[vimeo 214832418 w=690 h=388]

どのような感想を持つかは人それぞれだと思うが、フォーマルな場で装着しても恥ずかしくないデザインではないか。

ただ、この製品は男性向けであるという感じがした。女性の腕には少し大きすぎる、という印象を筆者は覚えたのだがいかがだろうか。

最大連続稼働時間は、満充電時から7日間。IP68規格の防塵防水機能を有し、水深20mまでの圧力にも耐えられるという。そのあたりをPR動画内で実証すればよかったのではないか、とも思うのだが。

意外と安いフォーマルスマートウォッチ

このHaikaraは、決してロレックスやフランクミュラーのような高級品ではない。

Indiegogoでは5月14日の時点で、199ドル(約2万2,500円)からの出資を受け付けている。ちなみに市場投入の際の小売希望価格は329ドル(約3万7,000円)にするそうだ。

腕時計の世界には、かつて「クォーツショック」という歴史的大事件があった。これは日本製のクォーツ式腕時計が、従来の機械式腕時計を市場から一掃してしまったという出来事だ。

こうしたことが、これからもう一度起こるのだろうか。いずれにせよ、今後も魅力的なスマートウォッチが誕生し続けることは確かだ。

【参考・動画】

※ Haikara – The Smartwatch for Fashion Lovers – Indiegogo

動画・画像が表示されない場合はこちら

    前日のランキングへ

    ニュース設定