スーパーで買い物をしていた女性に、棚に陳列されてあった食パンが落ちてきたことで眼鏡が壊れるというハプニングが起こった。女性はスーパーに眼鏡の弁償代を請求したのだが…。事の経緯を英『Daily Record』が伝えている。
スコットランドのインチナンに暮らすジューン・バーンズさん(58歳)は、ペイズリーにある大手スーパーチェーン店「Morrisons(モリソンズ)」で買い物していたところ、棚の上部にあった食パンが突然落ちてきた。ジューンさんはパンを手にしようとしたのではなく、そのあたりを歩いていた時に偶然にもパンが落ちてきたのだが運悪く頭にあたり、その衝撃でかけていた眼鏡を床に落としてしまった。
家に帰って眼鏡を確認してみると、レンズにはひびが入り傷もついていた。購入して6か月しか経っていない眼鏡だったことから、数日後にジューンさんは店に向かい、マネージャーに眼鏡を弁償してほしいと伝えた。
するとマネージャーから「その金額を見積もって渡すように」と言われたため、ジューンさんは眼鏡店で「同じような眼鏡を購入するのであれば148ポンド(約21,300円)が必要」との手紙を書いてもらった。そして再度店に出向くと「書面でクレームをするように」と告げられたので、ジューンさんはその通りにした。
ところがモリソンズからの返事は、「調査したが責任は負えない」として眼鏡の弁償代を拒否するものだった。モリソンズのスポークスマンは「陳列棚を確認したが、落ち度は見られなかった。この事故は偶発的なものであり、当社では責任を負えない」と述べた。
これに対しジューンさんは「そんなの不公平だわ」と憤りを隠せない。「買ってまだ半年しか経っていなかったのに。私は別に
多額の損害賠償金を請求しているわけじゃない。ただ壊れた眼鏡を弁償してほしいと言っただけよ」と話している。ジューンさんは今後、モリソンズに対して訴訟も辞さない構えをみせているという。
出典:http://www.dailyrecord.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)