出典:https://itmama.jp/
きょうだいの下の子がイヤイヤ期に差し掛かると、上の子にガマンをさせすぎたり、はたまたきょうだい間で激しいケンカになったりと、悩む場面が多くなりませんか?
今回は子育て&ご機嫌妻アドバイザーである筆者が、下の子のイヤイヤ期に、実際に実践していた具体例を元にお伝えします。
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“イヤイヤ期”と聞くと、まるで世にも恐ろしい時期が突然襲い掛かってくるような印象ですが、これはれっきとした、健全なる成長段階。それまで大人に全ての主導権を委ねていた赤ちゃんが、自分の人生を、自分の足で歩み始めることに決めたという、合図、いわば独立宣言だと筆者は思います。
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ですから、イヤイヤ期がわが子に訪れたら、家族でお祝いしてもいいくらいのことだと思っています。
次に、きょうだいの下の子が、この、独立宣言をし始めたときの対応例をご紹介します。
●下の子の気持ちを、上の子と一緒に考えてみる
これもイヤ、あれもイヤ、という下の子を、ちょっと離れたところから上の子と一緒に観察してみて下さい。「どうして、あれをしたくないんだろうね」などと上の子に質問すると、同じ子ども同士、意外に的を得た回答が返ってくることがあります。
そんなときはすかさず、「〜だから、したくなかったの?/〜だから、こっちがしたいの?」と、上の子の受け売りで、下の子に聞いてみてください。
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人は共感を得られると、怒ったり主張したりする必要が無くなります。共感してもらった下の子はいったん、小休止するはずです。そして、「お兄ちゃんは分かってくれる」という印象を抱いてくれることでしょう。
●上の子の特権を守る
多くの親の頭の中には、自動的に「上の子は聞き分け出来る、下の子は出来ない」という偏見がインプットされています。
ですから親は、上の子を優先する場面を意識して作ったほうがいいでしょう。
たとえば、上の子だけにお任せする仕事を作るのも、ひとつの手です。包丁で野菜を切るお手伝いなどを「これはお姉ちゃんの仕事だよ。お姉ちゃんの年になったら出来るんだよ」という態度でいると、上の子は自分の成長を誇らしく思えるし、下の子は上の子に憧れを抱きます。
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●下の子の前で、上の子を褒める
「お兄ちゃんはすごいね、こんなに高くジャンプできるんだねえ」などと、下の子の前で褒めることを意識して下さい。他愛の無いことで大丈夫です。お兄ちゃんに追いつきたい、お兄ちゃんはすごい、と下の子が思っていると、それが上の子に伝わってきょうだい関係がスムーズになります。
あくまで上の子を褒めるだけで、下の子をけなす必要はありません。
●時々、背伸びチャレンジを後押し
上にきょうだいのいる子は、向上心が旺盛です。上の子が出来ることは、自分にも出来ると考えているふしがあります。
時々は、上の子がしていることにチャレンジしてもらいましょう。そのときの指導役はもちろん上の子が適役です。「教えてあげてくれる?」「先生になってくれない?」と親がお願いすることで、下の子も上の子を頼ることを自然に受け入れるようになります。
自分より小さな子を守り、教え導く経験は、どんな個性の子でも役に立ちます。上の子は下の子を守る、教える、導くという役割。下の子は上の子を敬う、憧れる、追いかけるという役割を保つように意識するのがポイントです。
そうすれば、何かコトが起こったとき、上の子も収束へ向けて一役買ってくれるはずです。
きょうだいの関わりは親にとっても、本人達にとっても宝物です。イヤイヤ期という独立宣言が、家族にとっていい思い出になるような、そんな家族・きょうだい関係が築けるといいですね。
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【著者略歴】
mica・・・夫・姑・4人の子と共にシンガポール在住の子育てアドバイザー、兼、ご機嫌妻アドバイザー。著者ブログにて、記事の裏話を更新しています!執筆依頼はブログよりどうぞ。
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