「The Langley Group」のマーサ・マンズーリさんは、1週間以内に食事を提供できる慈善団体を探さなければならなかった。複数の団体に電話したところ、24歳以下の若いホームレスを支援する慈善団体「Melbourne City Mission」、日々200人ものホームレスに宿泊施設以外の食事やシャワーを提供し、緊急時のアシスタントとしても対応している「St Mary's House of Welcome」、行き場のない難民たちをサポートする「Brigidine Asylum Seekers Project」という3つの団体が、5つ星ホテルでの豪華ランチに参加できることを確認した。
また「St Mary's House of Welcome」のスタッフであるリー=アン・ボイルさんは、ランチ提供日の前日に「ウチからは30人ほど、ランチに行く予定です。ホームレスの人たちだけでなく、何らかの事情で社会から孤立してしまっている人たちも参加します。彼らがこうしたイベントに参加できるのはとても特別なこと。きっと素晴らしい日になるでしょう」と語っている。
テックインサイトでは、その後について「St Mary's House of Welcome」に取材を試みたがコメントを得ることはできなかった。しかし『9news.au.com』によると、当日は90人ほどが参加したという。またホテル側は、若くして人生につまずいてしまった彼らが再び目的を持って過ごしたいと思えるようにと、ランチの後はシェフのクリントン・ジャクソンさんがキッチンを案内するなど十分なサービスを提供した。「The Langley Group」は食事代を明らかにすることはなかったが、おそらく数千オーストラリアドルになるだろうと見られている。