梅雨シーズン真っ盛り。ジメジメした日も多いですが、そんな中、夏を先取りしたさわやかなニュースが流れてきました。
きっかけは有働アナ わき汗防ぐ制汗剤、進化して大売れ
2011年にNHKの朝の情報番組「あさイチ」で、ある日、有働由美子アナウンサーのブラウスにわき汗が勢いよくにじみました。それに対して、視聴者から「見苦しい」という声が届いて、有働アナが番組の最後で謝罪。その後、「謝ることはない」「やっぱり気を付けるべきだ」「私も悩んでいる」など、ネットでわき汗論争が盛り上がりました。
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私もその日の番組を見ていましたが、スルーしてもよかったのに、自身のわき汗の問題に堂々と立ち向かった有働アナの姿に、深い感銘を受けた記憶があります。その論争をきっかけに、各メーカーがわき汗問題の重要性に気づき、より効果的な新製品を開発。その結果、次々にヒット商品が生まれて、わき汗市場が大いに活気づいているそうです。
ただ、こうやって便利な商品がたくさん出ているにせよ、わき汗にまつわる悩みがなくなったわけではありません。わき汗というデリケートな問題に、大人としてどう立ち向かえばいいのか。夏を迎える準備の一環として、検定問題で考えてみましょう。
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それぞれの問題について、もっとも大人だと思う選択肢をひとつ選んでください。
【問1】
憧れの女性と初めてのデート。とても暑い日で、街を歩いているときにふと見ると、彼女のブラウスにわき汗のシミが鮮やかに広がっていました。さて、どうしますか?
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1.「ドラッグストアで制汗剤かパッドを買ってあげるよ」と気が利くところを見せる
2.「わー、見事なわき汗だね。○○ちゃんはわき汗もかわいいなあ」とホメ称える
3.「今日は暑いから、涼しいところに行こうか」と提案する
4.見て見ぬフリをする
【問2】
付き合って半年になる彼とのデート。とても暑い日で、街を歩いているときに彼がいきなり「うわー、わき汗がシミになっちゃった。恥ずかしいー」と言い出した。望ましいリアクションはどれ?
1.「近ごろは、いい制汗剤が発売されているみたいだよ」とやさしく教えてあげる
2.「じつは私、わき汗フェチなの。ちょっと嗅いでいい?」と気をつかってあげる
3.「夏の風物詩だね。朝顔やほおずきみたいで風流だと思うよ」と適当にまとめる
4.「えー、どこどこ? シミなんてぜんぜんないじゃない」と見えないフリをする
【問1】
1.「ドラッグストアで制汗剤かパッドを買ってあげるよ」と気が利くところを見せる
2.「わー、見事なわき汗だね。○○ちゃんはわき汗もかわいいなあ」とホメ称える
3.「今日は暑いから、涼しいところに行こうか」と提案する
4.見て見ぬフリをする
【答1】 1−× 2−△ 3−× 4−○
【解説】
この状況で、4の「見て見ぬフリをする」以外の行動に出るのは、あまりに果敢すぎます。相手と自分のキャラクターによっては、2ならギリギリ許されるでしょうか。いや、やっぱりリスクが大きすぎますね。1は大きなお世話以外の何ものでもありません。3はやさしい気づかいにも見えますが、ひとつ間違えると、初デートからいきなり大胆に誘っていると誤解されそうです。ま、瓢箪から駒という展開になったら万々歳なんですけど。
【問2】
1.「近ごろは、いい制汗剤が発売されているみたいだよ」とやさしく教えてあげる
2.「じつは私、わき汗フェチなの。ちょっと嗅いでいい?」と気をつかってあげる
3.「夏の風物詩だね。朝顔やほおずきみたいで風流だと思うよ」と適当にまとめる
4.「えー、どこどこ? シミなんてぜんぜんないじゃない」と見えないフリをする
【答2】 1−× 2−△ 3−○ 4−△
【解説】
黙ってシミを作っていればいいのに、面倒臭い彼氏です。1は親切な対応ですが、面倒臭いタイプに限ってプライドだけは高いので、間違いなくヘソを曲げるでしょう。もし彼に人間としての度量の大きさがあれば、2は微笑ましく美しいやりとりになります。でもまあ、単に引かれるだけの可能性が高いでしょう。ここは3のように適当にまとめておくのがベスト。4も深いやさしさがこもってはいるものの、きっとムッとされます。
【判定】
2問とも「○」だった人には「わき汗マスター」の称号を差し上げます。周囲の人や自分のわき汗と、その調子で自信をもって付き合っていってください。2問とも「×」だった人は、他人のわき汗も自分のわき汗も、十分すぎるほど慎重に扱ったほうがいいでしょう。みなさんが夏を楽しく過ごすにあたって、この検定が少しでもお役に立てたとしたら幸いです。