派手な色には理由があった!(画像は『The Royal Family 2016年3月1日付Instagram「Happy #StDavidsDay!」』のスクリーンショット) 御年91歳の英エリザベス女王は、ご高齢ながら今も公務には積極的だ。また公務で外出する際は非常に鮮やかな色の衣装を選ぶことが多く、毎回「今日は何色の服をお召しになるのか」と王室ウォッチャーも楽しみにしているほどである。しかしこれは女王が派手好きだからではなく、「人々の思いを台無しにしたくない」という“女王の思いやり”の表れだという。
鮮やかで派手な色の服を着て人前に出ることの多いエリザベス女王だが、
すでに91歳とあって 「年齢のわりに派手な色を選んでおられる」という声もある。しかしこのようなビビッドカラーを選ぶ背景に、“女王ならではの理由”があるとのこと。女王の息子ウェセックス伯爵エドワード王子の妻ウェセックス伯爵夫人ソフィーは“姑”エリザベス女王の色選びにつき、ドキュメンタリー『The Queen at 90』の中でこう告白しているのだ。
「エリザベス女王は、目立つ必要があるのです。人々のためにね。女王を見に集まる方達が『女王を見ることができた!』と言えるよう、あえて目立つ工夫をしているのですよ。」
「そう、これもお忘れなく。エリザベス女王が行く先々には、2列、3列、4列…いえそれどころか、10列、15列にも並び、大勢の人が女王の登場を待っているのです。でもどの方も、せめて『女王の帽子が少しだけ見えた!』などと後でお話ししたいと願っているはずです。」
「落ち着いた色の服を着て出かけても、せっかく会いに来てくださった人達は私に気付かずガッカリしてしまうかも。それではあまりにも申し訳ない。」
そんな気持ちから、エリザベス女王はあえて派手な色を選んでいるとのこと。またどのような服を着るかは外出する数か月も前に決めるというが、その際も自分の好みではなく訪問する国、地域、行事などに相応しい服・色かをしっかり考えているそうだ。たくさんの服を持つ女王だが、衣装選びも人々の期待にそえるよう努力しているのだ。
画像は『The Royal Family 2016年3月1日付Instagram「Happy #StDavidsDay!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)