梅雨の時期は、室内にこもって座っている時間が多くなりがちです。長時間座っていると、骨盤に負担をかけ、骨盤がゆがむ原因
になってしまうことも。
さらに、外出できないため、運動不足による筋力の低下
が生じます。とくに、「骨盤底筋群
」の低下は、不定愁訴にもつながります。今回は、簡単にできる「骨盤底筋群を鍛え骨盤のゆがみを整えるエクササイズ
」をご紹介します。
■骨盤底筋群って?
骨盤は、骨で内臓や筋肉を包んでいますが、「骨盤底筋群」は、骨盤内奥に位置するインナーマッスルで、臓器・骨などを支えています
。悪い姿勢で長時間座り続けると、筋力が衰えてゆるんでしまいます。
骨盤底筋群の筋力が低下すると?
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「骨盤底筋群」が衰えると、尿漏れ・腰痛・ヒップの下垂など
を引き起こします。背骨のラインが乱れ、呼吸が浅くなったり、頭痛を招いたりと身体の不調にもつながります。
「骨盤底筋群」を鍛え、骨盤のゆがみを改善し、運動不足になりがちな梅雨でも、気持ちの良い日々を過ごしましょう。
骨盤底筋群を鍛え骨盤のゆがみを整えるエクササイズ
1.背筋を伸ばして椅子に浅く座ります。
2.足をつま先と膝の方向が真っ直ぐになる程度に開きます。
3.ももにタオルやクッションなどをはさみます。
4.息を吸って吐きながら内ももに力を入れ、落とさないように10秒キープします。
5.ゆるめて、また力を入れます。これを10回行います。
この時、膝のポジションが内側に入らないように気をつけます。つま先と膝が同一方向であることを意識して行う
と、自然と内腿〜骨盤内の筋肉が使えます。
簡単なエクササイズですが、大切なのはフォームと鍛えているパーツを意識すること
。たった2つですが、意識するのとしないとでは効果は歴然です。継続すると効果が出ますので、効果を早く感じたい方は一日3回程度行ってみてください。(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂 靖子)
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