【結婚・離婚の幸福論】“あなそれ”で思う「一番好きな人と結婚しても離婚する」3つの理由

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2017年06月29日 21:00  citrus

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一番ではなく、二番目に好きな男性と結婚をした主人公が、10代の頃からずっと好きだった同級生に偶然再会して恋愛に火がつき、不倫の恋にはまっていくというストーリーが話題だったドラマ『あなたのことはそれほど』。このドラマを毎週、楽しみに観ていた人も多かったのではないでしょうか。今回のドラマのヒットと私自身が経験したこれまでの夫婦問題の相談とを重ね合わせて感じることは、「じつは、一番好きな人と結婚をしても、離婚するケースは低くない」ということです。

 

本来であれば、出会った相手がこれからの人生を過ごす運命のベストパートナーだと信じて結婚をするもの。ところが、いざ結婚生活がスタートしてはじめて「なんだかちょっと違ったかも……」などと疑問を持ちはじめ、結婚という決断を後悔した挙句、離婚を選択する男女も少なからず存在するのです。

 

一番好きだったはずの相手と結婚をしたにもかかわらず、結婚生活がうまくいかない代表的な理由は3つあります。

 

 

■理由その1:相手の「いい部分」ばかり見ていた

 

昔から「あばたもえくぼ」という言葉があるように、恋愛中は相手のマイナス面が見えません。見えないだけならまだしも、マイナスがプラスに思えてしまうこともあるのです。その点、一番に好きな相手でなければ、恋愛中でもある程度の冷静さをキープすることができ、相手のマイナス面も受け止めておく余裕があるのです。

 

■理由その2:現実とのギャップに耐えられなくなった

 

恋愛から結婚というようにシーンが変わると、突然、現実的な毎日が訪れます。一番好きな相手とは毎日がロマンチックな生活を描いていた場合、家事や育児、お金のことなどリアルな局面では、恋愛中に相手に見せていた“いい顔”ばかりをしていられなくなるのは当然のこと。そうなったときに、一番好きな相手なら「こんなはずじゃなかった」と現実とのギャップに耐えられなくなることも。二番目以降に好きな相手なら「まあ、そんなこともあるかもね」と気持ちをやり過ごしやすいでしょう。

 

■理由その3:よく思われたくて無理をした

 

一番好きな人と結婚をしてうまくいかなくなる理由は、相手にガッカリするだけではありません。大好きな相手だからこそ、自分のことをよく見せようと頑張りすぎて疲れてしまうこともあるのです。「相手に嫌われたくない」「いい妻でいたい」という思いが強すぎるあまり我慢を重ねていると、いつのまにか“自分らしさ”がすっかりなくなっていることに気づくはず。そうなったときに、「私って、なんだったんだろう」「結婚って、なんだろう」と虚しさや焦りが生まれてくるようになります。二番目以降に好きな相手であれば、相手にも期待しすぎない分、自分も必要以上に大きく見せようとはしません。むしろ、いつでも自由に、ラクに生きられる人と一緒にいる居心地のよさを感じることも多いのです。

 

……ちなみに、私自身の場合も一番好きな人と結婚をしましたが、8年間の結婚生活を経てピリオドをうった、という経験があります。ちょっと説得力があると思いませんか?(笑)

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