ダイエット研究歴24年のボディトレーナーが辿り着いたダイエット法は超シンプルだった

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2017年07月12日 19:03  新刊JP

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『あなたが痩せられないのは、一生懸命ダイエットをしているからだ』(かも出版刊)
夏に向けてダイエットを試みたものの、見事に失敗してしまった人は少なくないでしょう。
特に30代後半を超えてくると基礎代謝の落ちも気になりはじめ、ダイエットの成功率も低くなっていきます。でも、健康的な美しさはいくつになっても保っていたいもの。
健康的に痩せて、美しい体型をキープする方法はないのでしょうか?

そこで参考になるのが、ボディトレーナーの鴨頭明子さんが執筆した『あなたが痩せられないのは、一生懸命ダイエットをしているからだ』(かも出版刊)です。

著者の鴨頭さんは19歳から24年間、さまざまなダイエットを実践。その中には短期間で効果が出たダイエット法もありましたが、継続面でハードルが高く、実用性が低いものが多かったそうです。

そして、その後もダイエットを研究し続けた鴨頭さんは、800冊以上のダイエット本を読みきった研究の成果を本書にまとめます。ダイエットを成功させるために最も合理的で、シンプルな方法を明かしています。

(1)食習慣――身体にやさしい食材を積極的に

まずは食生活。ここでは身体にやさしいおすすめ食べ物ということで7つのキーワードが登場します。

マ 豆類(納豆、豆腐、味噌、大豆など)
ゴ ゴマなど種子類(ゴマ、アーモンド、ピーナッツなど)
ワ ワカメなど海藻類(ワカメ、コンブ、ひじきなど)
ヤ 野菜類(ナス、きゅうり、トマトなど)
サ 魚類(サバ、イワシ、サンマなど)
シ シイタケなどきのこ類(シイタケ、エリンギ、まいたけなど)
イ イモ類(じゃがいも、さつまいも、さといもなど)

そしてここに追加したいのが、「茶色い炭水化物」。つまり、玄米や雑穀米といった穀物です。この組み合わせがビタミンとミネラルを効率よく摂取できる食生活となるのです。

一見、ブームとなっている糖質制限ダイエットにも通じているように感じますが、お肉は鴨頭さんのリストに入っていません。それは、動物性たんぱく質は魚から摂ることをすすめているから。もし、どうしてもお肉が食べたいならば2日に1回までにしましょう。

(2)運動習慣――運動をするだけでなく、姿勢を正そう

ダイエットに運動習慣は必要不可欠といってもいいでしょう。本書では毎朝20分の有酸素運動から始めることをすすめています。

しかし、それだけではありません。実は痩せやすい体を作るためには、正しい姿勢を身につけることが何よりの近道になります。日本人の9割は猫背と言われていますが、猫背を改善しないと痩せたときにバランスが悪い体型になり、基礎代謝も鈍くなるそうです。

正しい姿勢を取り戻すには、インナーマッスルを鍛えるという方法があります。体幹トレーニングを実践しながら、ピンと背筋の伸びる美しい姿勢を作りましょう。

(3)生活習慣――早寝早起きはダイエットの鉄則

いつまでも若々しくあるための第一条件、それはたっぷり睡眠を取ること。つまり休息の時間を持つことです。

ですが、この忙しい現代社会、自分の時間を取るために睡眠時間を犠牲にしているという人は多いでしょう。これは絶対にNG。睡眠時間が5.5時間の人は、睡眠時間が8.5時間の人に比べて、燃焼する脂肪が55%も少ないというデータもあるといいます。さらに睡眠不足は食欲増進につながり、平均で300キロカロリーも多く摂取してしまうことも。

リバウンドの原因の一つは夜更かしであると鴨頭さんは指摘しています。そのため、なるべく日が変わる0時までに寝るのがGood。夜10時以降に活発になる腸の活動をサポートする意味でも、早寝早起きを心がけるべきでしょう。

 ◇

一生懸命最新のダイエット法を実践しても痩せない、すぐにリバウンドしてしまう。これはダイエット方法の問題ではなく、あなた自身の生活習慣に問題があることのほうが多いのです。

無理をして食事制限をしていませんか? ちゃんと水分は摂っていますか? ストレスフルな生活を送っていませんか?

「無理せず」「しっかり」「かんたんに」が、鴨頭さんが提唱する「かもあきダイエット」の3カ条です。ダイエットを始めるに遅すぎることはありません。ぜひ本書を参考に実践してみて下さい。

(割井洋太/新刊JP編集部)

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