先日、世界的にも活躍中の俳優の渡辺謙さんが、長い沈黙を破って不倫謝罪会見を開いたことが話題になっています。話の発端は、今年3月、渡辺さんとジュエリー・デザイナーの女性が不倫中であることを週刊誌が報道したことでした。
報道された当初、なぜか渡辺さんは会見を開くことはなく「後日、きっちりと話をさせてもらいます」とだけ対応し、コメントを控えていました。だからこそ、数ヶ月後に開いた先日の会見には注目が集まりました。
「報道はおおむね事実です」と潔く不倫を認めた渡辺さんの会見は、「数年にも渡る不倫関係」「不倫の証拠となる親密なツーショット写真多数存在」「妻が子どもと会うための不在のタイミングを狙っての計画的なもの」といった、最近のいわゆる“ゲス不倫”報道にも負けないくらいのパンチ力のある騒動だったにもかかわらず、そのニュースを報道するメディアもどこかソフトな取り上げ方だったような気がしました。“世界のケン・ワタナベ”の魅力を前に、芸能レポーターのみなさんもすっかりとりこまれてしまったかのような雰囲気すら感じられたように思います。
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渡辺さんによれば、夫の不倫報道に決して心中穏やかではないはずの妻で女優の南果歩さんは「こんなことであなたが積み重ねてきたものが消えるわけではないから頑張ってね」と言ったとのこと。「夫としての裏切り行為は許せない。でも、俳優というキャリアへの評価はそれとは別に考えなくてはならないだろう」というような揺れ動く妻の苦渋の発言ともとれなくはありません。渡辺さんと南さんは今後、どのような形で夫婦生活を考えているのか大いに気になるところです。
ところで、一般的に夫の浮気が妻に発覚した場合、基本のセオリーというものが存在します。もちろん、前提として浮気は許されることではありませんが……。
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まずは、浮気をしたことが妻に発覚した夫は、とにかく妻に対して誠実に謝ることが先決です。しかもただ謝るだけではなく、妻が納得できるまで心からきちんと謝罪をすることが、その先の夫婦関係に大きく影響することになります。この段階では、たとえ妻に怒りをぶつけられたり、ののしられたりしても、黙って耐えること。反論や言い訳は一切厳禁です。浮気騒動で妻を傷つけたという事実は変えられないからです。「傷つけてしまい、本当に申し訳なかった」などと、夫はひたすら誠意をもって妻に謝ることです。
夫の心からの謝罪が妻に伝わった場合、妻の態度もやがて軟化してくる可能性がアップします。夫が熱心に謝る姿を見て、「ここまで一生懸命に謝るということは、浮気相手より家庭や私のほうが大切ということかもしれないな……」というように、妻の気持ちをしずめるきっかけになることも少なくありません。
お互いの仕事のことや世間体のことなど不倫発覚後に考えるべきことはたくさんありますが、もっとも大切なのはそれまで一緒にいろいろなことを乗り越えてきた妻や子どもに対する愛情や誠意を伝えること。心からフォローする姿勢が、その後の幸せにつながる重要なポイントになるはずです。
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