夏も本番。屋外では熱や紫外線にさらされ、室内では、エアコンで冷えて乾燥した風を浴び、その温度差や夜の寝苦しさなどで、知らず知らずのうちに疲れが溜まりがちです。
そんな夏疲れをリセットし、優しくケアする癒しの顔ヨガ+マッサージのポーズ
を「顔ヨガ指導者養成講座」メイン講師の筆者がご紹介します。
■「ムンクのマッサージ」でリンパを流そう
リンパ液は、私たちの身体中に張り巡らされたリンパ管の中を流れていて、老廃物の回収、排泄という下水道のような役目。そして、細菌や異物から身体を守る免疫機能という大切な役割を担っています。リンパの流れが滞ると、むくみや冷えなどにつながり、見た目の問題だけでなく体調不良をも引き起こします。今回ご紹介する「ムンクのマッサージ」では、顔のリンパを老廃物の最終出口である鎖骨(鎖骨リンパ節)に向かって優しく丁寧に流していきます。口の形を「ムンクの顔」のようにキープしながら手をすべらせていくことで、リンパの流れをより効果的に促します。
効果
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・リンパの流れを促進する。・むくみの解消、予防。・リラックス効果。
やり方
1)「ヤッホー」の「ホ」のようなイメージで鼻の下を伸ばし、人差し指の側面を、ほうれい線の位置に添えます。
2)口を「ホ」の形に保ったまま、耳の手前まで手をすべらせます。
3)耳の前まできたら、口を「あ」の形に開き手の平をすべらせ、首をなぞるようにして鎖骨のくぼみに向かってリンパを流します。「はぁ〜っ」とため息をつきながら、顔の力は抜いてリラックスして行いましょう。3回ほど行うと、トロンとして眠たくなってしまうかもしれません。お風呂から上がった後、少し明かりを落としたお部屋で行うと、寝つきも良くなります。
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1日頑張った自分に、セルフエステのごほうびタイムはいかがでしょうか? (「顔ヨガ指導者養成講座」メイン講師 篠原 もとこ)