留学必修の学部・学科を目指す高校生は、学費にプラスして発生する費用に要注意!

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2017年08月22日 18:43  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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最近、大学の一部の学部・学科で、海外留学を全員必修とするケースが増えている。 留学をしないと必要な単位が足りず、卒業させてもらえないのだ。 例えば2017年に誕生した、昭和女子大学の国際学部英語コミュニケーション学科では、1年次後期から2年次後期までの間に、アメリカにある昭和ボストンへの留学を必修としている。 同国際学科も、2年次後期での留学が必修。 早稲田大学は国際教養学部で、日本語を母語とする学生は、1年間の海外留学が必須。世界各国の約300以上の大学等から留学先を選ぶことができ、アメリカに行く学生が圧倒的に多い。 近畿大学も、国際学部の全員が1年間留学。専攻やコースによって、行き先はアメリカ、中国・台湾、韓国に分かれる。 とりあえず、「国際」と名のついた学部・学科はチェックが必要なようだ。 留学必修の学部学科は学費の増加に要注意! (https://journal.shingakunet.com/wp-content/uploads/2017/08/ryuu_04.jpg) そのほか、「英語」と名のつく学部・学科で留学を必修とする場合があるほか、玉川大学の観光学部のように、「国際」「英語」がつかなくても留学を義務づけている学校もある。 ここで気をつけたいのが費用の面。 留学費用を計算に入れず、通常の授業料等だけで試算していると、入学後に「学費が足りない!」ということも。 留学必修の学部学科は学費の増加に要注意! (https://journal.shingakunet.com/wp-content/uploads/2017/08/ryuu_03.jpg) 金額的にもかなり大きく、例えば近畿大学は国際学部グローバル専攻必修のアメリカ留学の場合、授業料や生活費、渡航費などで、およそ205万〜280万円かかるとしている。 この間は近畿大学の学費約130万円は免除されるものの、最大で150万円余分にかかるということだ。 現在、大学生で何らかの奨学金を受け取っている人の割合はおよそ半数。 そのほとんどが、「貸与型」といわれる、卒業後に毎月返済していく種類のものだ。 日本学生支援機構の奨学金の場合、月々3万〜12万円内で決まった金額を借りることができ、例えば「月々3万円を借りていたけれど、足りないから月々5万円に増やす」ということも可能。 ちなみに返済期間は最長で卒業後20年となる。 奨学金で学費をまかなっている場合、留学費用が足らなくなり、借りる金額を増やすというケースもあるそうだ。 なお、返済不要の給付型奨学金を独自に設けている大学もある。 もちろん一定の成績をクリアしないとならないが、かえって勉強のモチベーションアップにもつながりそうだ。 留学必修の学部学科は学費の増加に要注意! (https://journal.shingakunet.com/wp-content/uploads/2017/08/ryuu_01.jpg) いずれにしても、留学必修の学部・学科に進学したい人や、必修ではなくても留学を考えている人は、志望校を決める前に費用についてじっくり考えたり、保護者に相談したりしよう。 奨学金についても、学校に早めに問い合わせたほうが対策が立てやすい。 ★★★大学・短大についてもっと知りたい人はコチラ (https://shingakunet.com/daitan/)!★★★

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