こんにちは。よりミク編集部です。
さて、まずは関東にお住まいの麻雀好きの皆様にお聞きします。最近、人と向かい合って(リアルで)麻雀をしましたか?
筆者がそうですが、社会人になると麻雀のために必要な人数(4人)を集めることはなかなか難しく、結局ネット麻雀に落ち着いてしまっているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、麻雀の楽しみというのは、単にゲームとしての楽しみにとどまりません。対局をしながらの会話や自分で牌を扱う感覚、リアルならではの緊張感も麻雀の醍醐味というもの。
その醍醐味を気軽に味わわせてくれるのが、麻雀オフ会コミュニティ、ルールスターズ。
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麻雀オフ会 ルールスターズは、麻雀プロの宮崎和樹さんを代表とし、2017年5月で10周年を迎える歴史の長い麻雀コミュニティです。これまでで参加者は2000人を超え、実働メンバーだけでも数百人いるという、麻雀のオフ会のコミュニティとしては国内最大級。関東(東京、神奈川、埼玉、千葉)の各地で毎週のようにオフ会が開かれており、メンバーは場所や時間など自分の好きなタイミングで参加できます。
よりミク編集部は今回、麻雀オフ会 ルールスターズがおこなう半年に1度のお祭り、支部対抗戦に潜入。代表の宮崎さんや参加者の方にお話を聞きながら、初心者からベテランまで楽しめる、麻雀オフ会の魅力に迫りました。
イベント概要
【日時】2017年2月12日11時15分〜18時30分
【会場】麻雀ZOO 池袋東口店
【参加者】約80名
【主催コミュニティ】麻雀オフ会💗初心者大歓迎♪
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場所は麻雀ZOO池袋東口店
会場は、JR池袋駅から徒歩3分。麻雀ZOO池袋東口店。80名という大規模でのイベントのため、1フロア17卓を貸し切っておこなわれます。
当日の受付は10時30分から。徐々に人が集まり出します。常連同士で話を弾ませるところもあれば、早く麻雀をやらせてくれとばかりに牌を触って落ち着かない様子の方も。
宮崎さん
今回は、中心スタッフが団長となって対抗戦をおこなう「支部対抗戦」という、半年に一度のお祭りです。そのためオフ会初参加の方はいませんが、基本的に麻雀オフ会 ルールスターズのオフ会は、初参加も麻雀初心者も大歓迎です。毎回、1、2名は初参加の方がいらっしゃいますよ。あ、あの方は最近入られた方ですね。
そう、宮崎さんに紹介されたのは、先に麻雀オフ会 ルールスターズのオフ会に参加した彼女から勧められて入ったという、たっちゃんさん。オフ会参加は今回で3回目。支部対抗戦は初めてということです。
よりミク編集部
今回が支部対抗戦初参加ということですが、どうでしょうか?
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たっちゃんさん
今までのオフ会2回は10人ほどでやっていたので、この人数に驚いています。でも、すでに知り合った方も多いので、不安とかはないですね。
よりミク編集部
オフ会自体に初参加のときはどうでしたか?
たっちゃんさん 僕自身は麻雀を3、4年前からやっていたのでルールなど不安もありませんでしたが、初心者の方もいるみたいですね。ただ、そういう方にも周りがやさしく教えていて、雀荘のピリピリとした雰囲気がまったくないのがいいな、と思います。
宮崎さん
ルールスターズのオフ会で雀荘に初めて来た方は10%ほどです。初心者の方や初めての方には優しく教え合うという精神が全体に行き渡っているんです。
11時15分、開会。
さて、約80人が集結した11時15分、いよいよ開会。宮崎さんからルールの説明がなされ、各チームは作戦会議へ。
作戦会議とは……? そう、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
この支部対抗戦は、先ほども説明したように、“お祭り”であり、“運動会”。そこで、通常ルールのほかにも、特別ルールで楽しく打てる3つの卓が用意されているのです。チームとして勝利するためには、「誰がどのルールの卓で打つか」が重要になります。団長を中心に話し合いが進められますが、その眼差しは真剣そのものです。
全6回戦を終えた段階での各卓の戦績を合計して、優勝チームが決まります。では、各卓のルールについて、実際にその卓で打った人の感想も聞きながら簡単に解説していきましょう。
ノーマル卓(各チーム3人)
1位+5P、2位+3P、3位+2P、4位0P
60000点オーバー+1P、トビ-1P
※・・・麻雀オフ会 ルールスターズの頂点を決める大会で採用しているルール。詳細についてはこちらを参照ください。
割れ目卓(各チーム2人)
1位+5P、2位+3P、3位+2P、4位0P
60000点オーバー+1P、トビ-1P
参加者の方
割れ目卓は、自分が割れ目になったときに2種類戦い方があって面白いんですよ。ひとつは、自分が上がれば点数が2倍になるということでなりふり構わず攻める人。もうひとつは、他人に振り込んでしまったら点数が2倍減るということでものすごく慎重に打つ人。見ていると、はっきり分かれて面白いですよ。ドラマチックな展開も多いです。
チップDEドン卓(各チーム2人)
チップは半荘終了後に1枚2000点として点数に入れる
1位+5P、2位+3P、3位+2P、4位0P
参加者の方
チップ制度自体は取り入れている雀荘も多いですが、それは本当にご祝儀のようなもので、順位には影響しません。しかし、このルールだとチップがそのまま点数に結びつくので、終了時に1位だったとしてもチップで逆転されるかもという緊張感がありますね。
1局ゼンツ卓(各チーム2人)
1位+8P、2位〜4位+5P、6位〜12位+2P
参加者の方
通常、麻雀は全部で8局の半荘戦が主流ですが、これは1局のみ。しかも、上がった人のみが点数をもらえるという仕組み。麻雀は押し引きの競技と言いますが、この卓に関しては、押して押すのみ。ある意味、何も考えずに本能で麻雀ができますよ(笑)。
代走(各チーム2人)
・同じ卓で何回代走しても良い
・第一打を切る前なら、いつでも代走可能
・全卓(1局卓以外)周りきると+5P
参加者の方
代走は、役割がめくるめく変わって、慌ただしいです。麻雀に慣れていない人でないと難しいかもしれませんね。それに、全卓回るというのも意外に難しく……。上級者やスタッフ向けの役割じゃないですかね(笑)。
主催者・宮崎さんにインタビュー
大会中、主催者の宮崎さんにお話を聞きました。
よりミク編集部
コミュニティの設立が2007年とずいぶん前ですが、設立のきっかけはなんだったのでしょうか?
宮崎さん
もともと共通の趣味でチャットグループがあったんですが、そのメンバーで「麻雀しよう」という話になったのがきっかけですね。それで、そういうコミュニティを作るならmixiだろうと。ちょうどmixiが流行しはじめたタイミングだったんですね。
よりミク編集部
どのような体制で運営されているのですか?
宮崎さん
僕が代表で、メンバーの中から自主的に名乗り出てくれたスタッフが50〜100人ほど。そのスタッフの中でもとくに中心となっている十数名のメンバーが、各支部でイベントを開催しています。
よりミク編集部
宮崎さんがすべてのイベントを開催されているわけではないのですね!
宮崎さん
僕は麻雀教室もふくめ、月数回の開催ですね。ほかの運営については本当にスタッフの方々に任せています。スタッフもそれぞれ役割が決まっていて、各所でまとまっているんですよ。
よりミク編集部
今回の支部対抗戦が始まった経緯というのは?
宮崎さん
コミュニティが大きくなるにつれて、東京・神奈川・千葉・埼玉と支部が広がっていったのですが、一度集まって大きな大会をしてみたいと思ったのがきっかけです。今回の開催で14回目と、長い歴史があります。
よりミク編集部
「一局ゼンツ卓」など、特別ルールの卓を導入したのはどうしてですか?
宮崎さん
この支部対抗戦は、麻雀の運動会をイメージしているんですよ。もともと、各地のイベントでこのような特別ルールはそれぞれ導入していて、その中で盛り上がるものをこの大会に詰め込みました(笑)。もう4年くらいはこのルールでやっていますね。
よりミク編集部
麻雀をリアルでやる機会は雀荘でのフリー対局などもありますが、こうやってオフ会を開く意味についてはどうお考えですか?
宮崎さん
フリーは常連同士だとワイワイしていたりするんですが、なかなか初めての方って入りにくいんですよね。また、知らない人同士だと、どうしても真剣勝負になりがち。ピリピリした雰囲気になることもあります。
でも、麻雀はコミュニケーションツールでもあるじゃないですか。このオフ会の麻雀はコミュニケーションの楽しさがメインです。麻雀オフ会 ルールスターズでは、初心者と上級者が混ざれる空気感をこの10年間で作ってきているので、まだ来ていない人には、本当に気軽に参加してほしいと思っています。
よりミク編集部
実力に自信がなくて不安な人や、初心者でも参加できますか?
宮崎さん
もちろんです!どのオフ会でも大歓迎しますよ。ただ、それでも不安なら初心者が参加するなら、私が主催している麻雀教室や、イベント名に「初心者」とついているイベントがオススメです。
よりミク編集部
コミュニティの、今後の目標はありますか?
宮崎さん
いまは関東だけの開催にとどまっているのですが、全国にその輪を広げていきたいですね。関東から地方へ転勤していった方から、麻雀オフ会に行けなくなって寂しいとの声をいただきますので。関東と関西で対抗戦がやれたら絶対に面白いですよね(笑)。
編集後記にかえて〜ルールスターズの魅力とは〜
最後に、取材後記にかえて、冒頭でご紹介したたっちゃんさんの彼女で、彼を麻雀オフ会 ルールスターズに誘ったなっちゃんさんの言葉をお借りします。
よりミク編集部
このオフ会の魅力はなんですか?
なっちゃんさん
ネットで麻雀をするのもいいとは思うんですけど、牌の並べ方やマナー、点棒の支払い方などリアルでしか学べないことってたくさんあるじゃないですか。このオフ会は、そういうことを初心者でもやさしく学べる貴重な機会だと思っています!
麻雀オフ会 ルールスターズの門戸はいつでも開かれています。初心者の方や麻雀が好きだけれど仲間がいないという方は、ぜひ一度、このオフ会に参加して麻雀を通じてのコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。