労働過重、人員整理……悪化する職場環境でモチベーションを上げる方法

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2017年08月30日 18:06  教えて!goo ウォッチ

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写真労働過重、人員整理……悪化する職場環境でモチベーションを上げる方法
労働過重、人員整理……悪化する職場環境でモチベーションを上げる方法
「働き方改革」が声高に叫ばれる中、労働環境は改善されるどころか、大手企業であっても「安定」などという言葉はもはや神話になりつつある。人員削減による残された者への負担増、強制的な人事異動など悪化していく環境にストレスを背負い込む毎日。いっそ転職してしまおうかと憂鬱な気分で朝を迎える人も少なくないだろう。それでも食いぶちを稼がねばならないので、自分で自分の尻をたたいて会社へ向かうのだが……。仕事のモチベーションを上げる方法について、キャリアカウンセラーの内藤友子さんに指示をあおいだ。

■モチベーションの土台は心身の「健康」

大前提に、モチベーションの土台となるのは「健康」だ。「言われなくてもわかってるよ」という声が聞こえてきそうだが、その当たり前ができずに心まで病んでしまう人が後を絶たないのは何故だろう。

内藤さんは「ダウンしてしまう人の多くは、健康が崩れれば仕事や生活が崩壊するという本質を見落として仕事を優先し、組織や人に従ってしまっている」と述べ、「短期的であれば、長時間労働もできるが、人間は機械ではない」と指摘。生産性や効率を上げるために大切なのは、「『休むと働く』をセットに考え、日々の働き方をマネジメントすること」だと内藤さんは言う。

モチベーションとは、内藤さん曰く「人が物事を行うにあたっての意欲・やる気をいい、目には見えない人間の感覚的なエネルギーのこと」。疲弊していてはエネルギーなど発揮される余地もない。まずは大前提として心身ともに状態を健康にすること。その上でモチベーションを上げるための方法を、長中短期的にと段階を追って講じていこう。

■長期的対策:仕事で得られる利益に目を向ける

あなたは今の仕事を楽しめていますか? イエスと即答できる人はどれほどいるのか。私たちが物事を楽しめる理由は大きく2つに分かれている。娯楽的な要素と「利益」である。ならば、例えば仕事の対価である給料に焦点を絞り、「この作業でお金をもらえる」と捉えれば、少しは楽しくなるはずだ。一見意味のない単純作業でも、長期的に見れば、思いもよらない能力となる可能性だって否定できない。モチベーションを自然と向上させる方法として、内藤さんは「仕事に取り組むことで得られる多くの利益に気づくこと」を挙げ、「仕事の進め方や掘り下げ方一つで、人の能力はいくらでも開発され、やればやるほど自分の能力は向上していく」(同)と発想の転換を促す。

■中期的対策:誰にも負けない専門性を

会社のポストは今後も減少していくだろう。こんな時代に一昔前のモーレツ社員のように出世だけをモチベーションに働いていくことは無理がありそうだ。内藤さんも「管理者にならない大多数は、専門性をもってどこで生きていくかが、厳しく問われてきている」と分析する。ここでの専門性とは資格や免許ではなく、誰よりも特定のことに詳しくなることを指す。今の仕事を失えば、苦労して築き上げたキャリアが通用しなくなる恐れもあるが、そこは前向きに「もしも会社を辞めたらこんなことをしたい」などと第2の人生を思い描くつもりで考えてみよう。そうして自分のキャリア形成を中長期的な視点から鳥瞰し、戦略を立てる。「自分の強み弱みと向き合って」(内藤さん)、粛々とキャリアを積み上げていくのである。

会社が生き残るために活動しているように、「個人も生き残るために、何ができるかを主体的に考え」(同)るのだ。その結果、「行動できる人であれば、自社でも他社でもあるいは独立しても通用する人材となれる」(同)わけだ。

■短期的対策:仕事のもやもやは「妄想」と割り切る

都市部に住む労働者の多くが毎日満員電車に揺られながら今日一日のことを考えている。就寝時間になっても明日のことばかりがぐるぐると頭を巡り、不眠に陥る。休みの日にさえ悪夢にうなされる……。気持ちの切り替えができずに疲労している、と内藤さんは指摘する。切り替えなければ……頭ではわかっていても、なかなかできないのが切り替えだ。「今起こっていること以外は全て妄想である」「妄想する隙間時間があれば、未来の自分のために時間を使うこと」―。悩みを吐露する筆者に、内藤さんはピシャリと言い切った。そうか、全ては「妄想」だったのか。浮かんでくるもやもやは「妄想」と割り切り、休む時は休もう。

労働環境に変化をもたらすのは、企業の業績悪化だけではない。人口減少や多国間自由貿易などの社会情勢の変化、AIやビッグデータ解析などの技術進歩などを背景に、今後もビジネス環境や就業環境は変化していくと、内藤さんは指摘する。

このような時代に労働者がモチベーションを向上させるためには、「主体的に自分をマネジメントする力」(内藤さん)が必要となってくる。それは仕事に対してだけでなく、この“予定不調和”な時代を生き抜くためにも不可欠な力なのではないだろうか。

「教えて!goo」では「仕事のモチベーションを上げるには」ということで皆さんの意見を募集している。


●専門家プロフィール:内藤友子
1級キャリアコンサルティング技能士・心療内科 認定精神保健福祉士。第一種衛生管理者・ストレスチェック実施者。NPO法人キャリア・インディペンデンス代表理事

(オダギリ)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)



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このニュースに関するつぶやき

  • 休日は週1日のみ。朝8時半スタート夜8時までで休憩ナニソレオイシイノ?状態…今月お盆は週1の固定休もその代休もなし。体調崩すと自己管理くらいちゃんとしろって怒られる。モチベ維持以前の問題。最近は頭痛とめまいと胃痛に悩まされてる。
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  • 職場環境が悪化していることに気づいたなら、まだ気力が残ってる間に速攻で辞めて転職したほうがいいよ? 無理やりモチベーション上げて頑張った挙句の果てに過労で倒れたら、自分の為にも職場の為にもならないのだし…。
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