南アフリカ政府が苦学生を援助する「南アフリカ奨学金制度(National Student Financial Aid Scheme、以下NSFAS)」の2017年度予算は、総額約150億ランド(約1270億円)である。今年6月、ある女子大生が手違いにより1400万ランド(約1億2000万円)もの奨学金を手にした。しかし彼女はこれを報告することなく約2か月間、パーティ三昧の日々を送っていたことが発覚し物議を醸している。『News24』など複数のメディアが伝えた。
しかし急に羽振りが良くなったマニを、南アフリカ学生団体組織(South African Students Congress、SASCO)の学生らが不審に思い始める。マニの詐欺行為が決定的となったのは、ある学生がマニと行ったスーパーのレシートに印字された口座残高を目にした時だった。そこに記された“1360万ランド”を上回る莫大な金額に驚いたこの学生は、すぐNSFASに問い合わせた。マニの口座は8月13日に凍結されたが、それまでの73日間でなんと81万8000ランド(約700万円)を使い込んでいた。
画像は『EWN 2017年8月31日付「SIU to investigate WSU student after R14m bungle」』『News24 2017年9月4日付「‘Show your R14m smile’- students to WSU student」(Lulama Zenzile, Netwerk24)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 FLYNN)