ドイツといえばビール、この時期に開催される世界的に有名な「オクトーバーフェスト」ではなんと600万人前後の無類のビール好きがバイエルン州のミュンヘンに押し寄せる。それと同時に近年話題をさらっているのが、ミュンヘンの北に位置するアーベンスベルクのあるオクトーバーフェスト会場で開催される『ビール運び世界一』を決めるコンテスト。今年も昨年と同じ男性がミラクルな記録を打ち立てて優勝したと英『BBC News』ほかが伝えた。
アーベンスベルクの「Gillamooswiese」というイベント会場で開催されている地元向けの「オクトーバーフェスト」で、3日に行われた『ビール運び世界一』のコンテスト。ビール1リットルを注いだジョッキを両手でできるだけたくさん持ち、約40メートル先のゴールまで運ぶもので、2段に重ねることでジョッキ29杯(約69kg)を持ち運ぶことに成功したオリヴァー・シュトルンプフェルさんがまたしてもチャンピオンに輝いた。
自身が2014年に打ち立てていた世界記録はジョッキ25杯。それを塗り替えるべくこのたびは最初のトライで27杯に成功した。彼は少し欲を出して31杯に挑戦したみたものの、2杯を途中で落としたため記録は29杯に。それでも自身の記録を大きく更新したことになる。
オリヴァーさんは税務調査官をしているが、17年間にわたりビールテントの下でウエイターとしても働いているとのこと。しかし他に差をつけ、自身の世界記録を塗り替えるためには冬季からのトレーニングが欠かせないといい、今年も2月から週に3〜4回はジムに通い腕から指までを鍛えたそうだ。
画像は『BBC News 2017年9月4日付「German waiter smashes beer carrying record - again」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)