ローチケ「キャンセル騒動」ツイートは虚偽、投稿者は期限までに入金しておらず

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2017年09月06日 20:03  弁護士ドットコム

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ミュージカル『刀剣乱舞』の先行チケットをめぐって、「ローソンチケット(ローチケ)で購入したら、勝手にキャンセルされた」という趣旨のツイッター投稿が9月6日、事実と異なり、虚偽だったことがわかった。


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ローソンHMVエンタテイメントは弁護士ドットコムニュースの取材に「実際には、お客様(投稿者)は先行チケットの抽選に当選したものの、期限までに入金していなかった」とコメントした。


●すでに騒動の発端になったツイートは削除されている

ことの発端は、あるツイッターのユーザーが9月2日、今年11月に京都劇場で公演予定の人気ミュージカル『刀剣乱舞』の先行チケットの抽選に当選し、ローチケで購入・入金したあと、勝手に「キャンセルされていた」と投稿した。領収書やカスタマーセンターとのやりとりの一部とする画像もあわせてアップロードして、ネット上で物議を呼んでいた。


ローソンHMVエンタテイメントは9月4日、取引実績などを調査したところ「事実は確認できなかった」とする結果を発表。さらに調査を続行するとして、投稿者に向けてコンタクトをとるよう呼びかけていた。同社によると、9月5日に投稿者とコンタクトをとることができて、「入金後のキャンセル」「同社からのメール配信」という投稿内容が「事実でない」と確認できたという。


同社広報の担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に「お客様(投稿者)が今回の先行チケットの抽選に当選していたことは事実だ。ただ、入金期限(8月31日)までに入金がなかった。入金しなかった場合、先行チケット購入の権利は放棄したものとみなして、失効になる。それについて、メールでお知らせすることはない」と説明した。


つまり、一連の投稿は、虚偽の投稿だったことになる。ローソンHMVエンタテイメントは、投稿者に厳重注意したが、「同じように、事実と異なる書き込みが繰り返されないかぎり、法的手段に訴えることはない」としている。


騒動の発端となっていたツイートはすでに削除されている(9月6日19時現在)。投稿者は9月6日正午ごろ、「この度、先方様とお話し合いの末、見解の相違がありました。先方様とは無事すべてのお話はついております。お騒がせして申し訳ございませんでした」とツイッター上でつづっている。


(弁護士ドットコムニュース)


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  • 見解の相違って…。金を払わないでチケットが手に入らないと騒いでいたのはあなたでしょ?宅配便の着払いですら、受け取る時に金を払うのに。
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