■楽ちんボトムほど、ちゃんとした下着が必要だった
ワイドパンツやガウチョ……体のラインが隠せそうなゆるボトムを、“楽するためのアイテム”だと思っていませんか?
実はゆるボトムのほうが、きれいなお尻の位置やラインが出ないときまらないんです。ヒップラインが下がっていると、下半身がズドンと“オバサン体型”に見えてしまう危険性が! シルエットがゆるいからと気を抜いていると体もゆるんでいくので要注意。大人女子がゆるボトムをはくときは、補正下着をつけるのが効果的です。ワコールやトリンプなど、下着メーカーで、ヒップがきゅっと上がるガードルを探してみてください。お尻も胸と同様、補正しないとどんどん垂れてしまいます。毎日のちょっとしたケアが大切ですね。
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カップ付きキャミは胸が垂れる危険性大!
ノンワイヤーでストレスフリーな“カップつきキャミソール”を愛用する人も多いですよね。ただし、カップつきのキャミソールは楽ちんでも避けた方がいいアイテム。補正効果が低く、アンダーもトップも万人にあうアバウトなサイズなので、胸が垂れやすいんです。
後々困ってからエステで大金を使うより、早いうちから自分の体にあった下着をつけておくほうが長い目で見たらコスパがいいですよね。コンパクトなトップスを着るときはもちろん、ゆるっとしたチュニックにも、補正機能が高いワイヤー入りのブラジャーがオススメ。また下着は、古くなって型崩れして補正効果が低くなる前に替えることが重要。毎月新しい下着を買い足して、古い下着は思い切って捨てましょう。
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■肌かボディラインを出すのは女っぽいけど、自信がない…
女っぽく見せたいなら、“肌見せ”か“ボディラインを出す”のが近道。しかし、30代になると、肌見せもピタッとした服も、着るのにちょっと勇気がいりますよね。そんな時は、ちょっとした工夫で、大人の女性にも取り入れやすくて下品にならない女っぽコーデをマスターしましょう♪
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■肌見せなら、ボディラインは隠れる「ゆるトップス」が正解!
女らしさをさり気なく主張できる服は着ていて気分も上がりますし、大人の女性のファッションの醍醐味です。
下品にならないように、肌見せの分量やアイテム選びはよく考えることが大切。鎖骨が見えると華奢な雰囲気が出せるので、V開きのトップスは重宝します。しかし、肌見せに加えて、ぴたっとボディラインが出るような服は、TPOによってはセクシー過ぎることも。
オススメは、デコルテとうなじの両方を見せられる“抜き衿シャツ”。かっちりとした雰囲気のシャツで肌見せすると、そのギャップで色っぽさを演出できます。ほどよくゆるさのあるシルエットなので、ボディラインに自信が持てない人でも挑戦しやすいはず。
■「+テク」で苦手なピタトップスも克服!?
“細い人にしか似合わない”なんて、苦手意識を持ってしまいがちなアイテムの筆頭が、リブニットなどのピタトップス。実は、ちょっとしたテクで体型悩みをカバーできるんです。
例えば、“ウエストが太い”という悩みがある人は、流行のサッシュベルトをつけて、その上からロングカーデを羽織ってみて。ウエストがきゅっと引き締まって見えますし、締め色のカーデならウエスト回りも隠せるので、横幅のカモフラージュに一役買います。
“肩幅の広さが悪目立ちしそう”と懸念する人は、ピタトップスの上から、カーデを肩掛けしてみては。ポイントは、色や柄の違うカーデを組み合わせること。同色のアンサンブルを合わせるより分断して見えるので、錯覚で肩幅が目立たなくなるのです。
また、ボディラインが出るピタトップスなら、肌見せは避けたほうがベター。デイリーに着る服で、体のラインを強調したうえに肌まで見せると上品さに欠けます。首が詰まったデザインや袖のあるものを選んで、ボトムもスキニーやミニではなく、ミディ丈スカートやガウチョを合わせてみて。露出を控えることで、目立たせたいラインだけが際立ちますよ。
いかがでしたか? ただ良いモノを選ぶだけではキマりにくくなるのが30代からのコーデ。自分としっかり向き合いつつ、賢く美しい大人女子を目指しましょう!
【関連書籍】『身の丈に合った服で美人になる』(講談社)