先日、某バラエティ番組で取り上げられた、配偶者の呼び方についてのお話です。
ある探偵さんの調査によると、浮気の相談にくる女性の7〜8割が配偶者を「旦那」と呼ぶのだそうです。
夫、旦那さん、旦那、亭主など呼称はたくさんありますが、結婚している女性の皆さん、第三者にパートナーの話をするとき、どんな呼び方をしていますか? 旦那と呼んでいるあなた。もしかして離婚リスクが高いかも!?
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呼び方には、どんなシーンで使われているか、どんな関係性なのか、といったことが透けてみえます。
例えば、亭主という呼び方の場合、ネガティブな話題の時に使われることが多いですし、配偶者を下に見るようなニュアンスも感じますよね。
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主人という呼び方の場合、公式なシーンで使われることが多いですし、相手を立てているようなニュアンスも感じます。
旦那という呼び方は、フラットもしくは、少し下に見るようなニュアンスでしょうか。語源的にはむしろ丁寧な呼称なのですが、時代と共に意味や捉え方が変わっている言葉の一つなのかも知れません。
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テレビ番組の収録には間に合わなかったのですが、当社で行ったアンケートの結果があがってきました。
既婚男性への調査によると、「旦那」という呼称を使われることがイヤだという人は予想に反して少数派。
しかしながら「なんと呼ばれたいですか」という質問に対しては、「主人」がやはり人気で、「旦那」という呼称は、「主人」「夫」に大きく差をつけられています。やっぱり男性は「主人」と言われたいんですね〜。
しかしながら、主人という呼称に関しては、
・主従関係があるような呼称は使用するべきでない
・女性蔑視だ
といった意見もあります。
怒られてしまうかも知れませんが、私は「主人」賛成派だったりします。
「優しい人ね」と言われ続けると、本当に優しい振る舞いをするようになる、といった現象をラベリング効果と言います。尊敬されているようなニュアンスのある言葉で毎日何度も呼ばれると、やはりいい影響が出ると思うわけです。頼って、大事にすると男性は頑張ってくれますよね。
「旦那」という呼称が花柳界などで使用しているのに対し、「主人」は妻のみが使用し、公の場で堂々と使える呼称であるところも好みなのでしょう。
たかが呼び方ですが、そこにはいろんなものが透けて見えますね。
呼称が、即浮気リスクに繋がるとは思いませんが、伝統的な性役割を嫌う女性は離婚率が高いという調査結果などもあるので、まるっきり関連がないとは言えない話題だと思いました。