【都市の「豊かな仮設」を試みる現代美術展「ground under」開催 の画像・動画をすべて見る】
オルタナティブ/ストリートアートシーン注目の作家が多数集結
参加作家は、秋山佑太、井戸博章、大槌秀樹、関優花、立入禁止、中島晴矢、ユアサエボシ、山田はじめ、KOURYOU、Zakkubalan、WHOLE9の11名。
オルタナティブなアートシーンを横断的に活動する中島晴矢、KOURYOUや、カオス*ラウンジに参加する井戸博章、山形藝術界隈の大槌秀樹、岡本太郎現代芸術賞入選作家であるユアサエボシが参加。
また、ストリートアートをベースに、amazon, adidas, Redbullなどのクライアントワークを手掛けるWHOLE9、ニューヨークを拠点としながら、2017年にワタリウム美術館で開催された「坂本龍一 | 設置音楽展」や、「Reborn-Art Festival」に作品を出展し注目を集めるアーティストデュオ・Zakkubalanなど多彩な表現者が名を連ねる。
本展キュレーターであり参加作家である秋山佑太は、昨年末から今年の初旬にかけて江東区の取り壊される一軒家で開催された「BARRACKOUT バラックアウト」展の企画・立案者。
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”豊かな仮設”とは何か?
また、本展に掲げられた ”豊かな仮設” という試みについては、ステートメントのなかで次のように詳細を語っている。
「わたしが提案する『豊かな仮設』とは、『風化と更新』をその特性とする。『豊かな仮設』における建築は、数年で建物自体が部材の劣化によって風化していくものである。しかし、風化していく度に、進行形で移り変わる状況に対応していくような可変的な身体を志向する。ちょうど戦後の焼け野原に建ったバラックのように。」
2020年からその先、都市はどうなっていくのか。この難問への一つの解答を提示する本展に、是非、期待したい。