須藤凜々花の暴露トークが放送直前にお蔵入りに!「結婚宣言は事前に秋元康と...」と舞台裏明かすも放送されず

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2017年09月18日 13:11  リテラ

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『人生を危険にさらせ!』(幻冬舎文庫)

 6月17日に開票イベント行われた第9回AKB48選抜総選挙にて20位を獲得した須藤凜々花。その壇上で行った「結婚します」スピーチは、ファンのみならず現役メンバーやOGも巻き込んだ大騒動に発展したが、その後、須藤は8月30日にNMB48を卒業。所属事務所であるShowtitleには在籍したまま今後も芸能活動を続けていくこととなった。



 そして、グループ卒業後初めての本格的なテレビ出演となった9月14日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ)では、婚約者との馴れ初めや交際の過程などを告白。各媒体でネットニュースになるなど話題となっている。



 しかし、じつはこの放送では、ある重大な話題が事前に告知されていたのにも関わらず、実際の放送ではカットされていた。



 それは「秋元康は結婚のことについて事前に知っていたか否か」という話題だ。



 じつは、事前の番組告知では、大炎上した「結婚します」スピーチに関して、秋元が知っていたかどうかについて触れる、と予告されていた。たとえば、ウェブサイト「シネマトゥデイ」が9月12日に配信した番組の告知記事には、トーク内容をこのように紹介していた。



〈結婚宣言することは、AKB48グループの総合プロデューサーである秋元康ら上の人には事前に話していたとのこと。須藤は「言うことは秋元先生や事務所の偉い人に相談しました。秋元先生は『須藤らしいね』ってLINEで......」と舞台裏を告白〉



 また、同日配信の「ORICON NEWS」の記事にも、このように書かれていた。



〈今年6月の『AKB48選抜総選挙』の壇上で突然の結婚発表で世間を騒然とさせた須藤。お相手とは母親の誕生会で会って一目惚れし、1年後に再会して「連絡先を交換して会ったりドライブしたりしました」と恋愛に発展したことをぶっちゃけ。結婚発表はグループ総合プロデューサーの秋元康氏に事前に相談し、秋元氏から「須藤らしいね」とLINEが来たことなど、舞台裏を打ち明けた〉



 ここでも秋元氏とのLINEのやり取りが明かされている。ちなみに、「ORICON NEWS」の記事にあるドライブデートの話はきちんとオンエアーされている。では、なぜ、結婚発表事前相談の話だけごっそりカットされたのか。



 その理由は単純明快だ。須藤の発言は、秋元康が以前主張していたことと矛盾しており、これをオンエアーすれば秋元の嘘が明るみになってしまうからである。



●須藤凜々花と秋元康、「結婚宣言」をめぐる二人の主張の矛盾



 須藤の「結婚します」宣言はファンからバッシングを受け大炎上したが、本サイトでは選抜総選挙がおこなわれる前に須藤の熱愛が報道されることを運営が把握しており、その上で総合プロデューサーの秋元に判断を仰いでいたことを報道。AKB48グループの年間スケジュールのなかでも最大の興行の場で、いちタレントが単独行動できるはずはなく、秋元が知らなかったなどということは常識的に考えてあり得ないからだ。



 だいたい、総選挙の場で現役アイドルが「結婚」宣言するなどということは、いかにも秋元が考えそうな"サプライズ"だ。事実、秋元は小嶋陽菜のフォトブック『こじはる』(講談社)に収録された対談のなかで「一番かっこいいのは総選挙のステージで「私から発表があります......」と言って、みんなが卒業発表かな?と思ったら「結婚します!」っていきなり宣言することだよね」と話している。



 しかも、前総監督の高橋みなみも、須藤のスピーチが大炎上した後、SNSアプリの755に〈私がモヤモヤしてるのは運営〉〈スタッフ全員が知ってるわけじゃないと思う。でも一部は知ってたはずなんだよ〉と書き込んで炎上を煽る結果を招いた運営の対応を批判。「週刊文春」(文藝春秋)も、〈須藤とホットラインを持つ、一部の"雲上人"は内容を事前に知っていた〉と報じた。



 だが、秋元は騒動直後の6月25日付けの読売新聞に掲載された自身の連載コラム「1分後の昔話」で、このようなコメントを出した。



〈僕は彼女とまだ直接、話せていないので詳しくはわからないが、彼女なりの苦渋の選択だったと思う。須藤凜々花は正直な人だ。何事もなく、「応援、ありがとうございました」というスピーチで終われば、こんなに叩かれることもなかっただろう。それでも、彼女は、いち早く、今の本当の気持ちを伝えたかったのだと思う。笑顔で自分のうそを隠せない彼女のジレンマを感じた。「だったら、辞退すべきだったのでは?」という声も聞こえるが、そうなったのがいつなのかにもよるし、彼女なりにずっと悩んで、あの場に立ったのかと思うと切ない〉



 事前に「結婚」宣言について把握していたにもかかわらず、秋元はなぜか「知らぬ存ぜぬ」の態度をとった──。ようするに、「結婚」宣言が大炎上してしまったがために、秋元は「自分は関知していなかった」と逃げ出してしまったのである。



●秋元康が多用してきた「人のせい」や「知らぬ存ぜぬ」の歴史



 だが、このように秋元が騒動に関して「知らぬ存ぜぬ」の態度を貫き通したり、人のせいにしたりすることは「いつものこと」ではある。



 たとえば、2016年10月に起きた、欅坂46のステージ衣装が「ナチスの軍服そっくり」であると問題になった騒動は記憶に新しい。これは国際的な問題にまで発展し、同月31日(現地時間)には、ユダヤ系人権団体であるサイモン・ウィーゼンタール・センターが「ナチスによる虐殺の被害者にとって多大なる苦痛」として謝罪を要求するにいたった。そこで、欅坂46の所属レコード会社であるソニーミュージックと総合プロデューサーの秋元がそれぞれ謝罪コメントを発表したわけだが、そこでの謝罪コメントは、現場スタッフに責任を押し付けるひどいものだった。



「ニュースで知りました。ありえない衣装でした。事前報告がなかったので、チェックもできませんでした。スタッフもナチスを想起させるものを作った訳ではないと思いますが、プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。大変申し訳なく思っています。再発防止に向けて、すべて事前にチェックし、スタッフ教育も徹底して行いたいと思います」



 また、2012年にはこんなこともあった。乃木坂46のセカンドシングル「おいでシャンプー」ミュージックビデオでのスカートをたくし上げる振り付けが「下品だ」と批判が起こったのだが、その際、秋元はGoogle+に「ソニーミュージックの今野!なっ?やっぱり、乃木坂46の新曲『おいでシャンプー』の振り付けのあの部分、不評だろ?だから、会議の時に言ったじゃないか!あれは、やりすぎだよ」と投稿。乃木坂46運営委員会委員長の今野義雄を名指しで批判し、"後出しジャンケン"で担当者にすべての責任を押し付けた。



 また、今年の6月、幕張メッセで行われた欅坂46の全国握手会にて、発煙筒を燃やした男が確保されたうえ、果物ナイフを所持していたことから銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された件も同じだ。



 取り調べのなかで男は「刺して殺そうと思った」と供述しているうえ、忘れ物を装って荷物検査を突破する巧妙な手口も明らかになった。ケガ人などは出なかったからよかったものの、これは、警備体制などはもちろん、握手会ビジネスそのものについて再考すべき重大な事件である。しかし、翌日も欅坂46の個別握手会は幕張メッセで予定通り行われ、これにはファンからも疑問の声が多く出された。



 本来であれば、総合プロデューサーとしてなんらかのコメントを出してしかるべき案件であるはずだが、これに対して秋元は、いまにいたるまでなんのコメントも出していない。



●違和感を感じざるを得ない『ダウンタウンDX』における須藤凜々花発言の変更



 同様の事件としては、14年5月25日に岩手県で行われたAKB48全国握手会でのこぎりを持った男が川栄李奈と入山杏奈と男性スタッフを切りつけた事件があるが、このときも秋元は沈黙。挙げ句、握手会再開が発表される前日の、6月29日付読売新聞の連載コラムに〈「夢をあきらめるわけにはいかない」。その信念から傷ついた彼女たちは立ち上がり、前に進んだ〉と綴り、握手会というビジネスの現場で起こった事件の責任について自身の見解を述べることもなく、握手会の再開を"メンバーの夢"などと正当化してみせたのだ。



 そうした"前科"を考えれば、須藤の「結婚」宣言というサプライズの"発案者"だったはずの秋元が、ファンから予想外の大バッシングを受け、「知らなかった」ことにしたことは想像に容易い。そして、今回のテレビ出演で須藤が内情を"暴露"したことも、秋元がカットを命じたのか、事務所が"忖度"したのかはわからないが、大人の事情で封印されてしまったことは間違いないだろう。



 須藤は問題の放送で「"投票してください"っていうこともアイドルとして大事な仕事」「やっぱ営業」「私は、NMBが大好きで、NMBが選挙で弱いって言われているから、 今年こそ私が順位を上げて話題をかっさらうぞって」と本音はぶちまけ、またもファンから怒りを一身に受けている。須藤は何も間違ったことは言っていないと思うが、一方、須藤の自由奔放さを面白がっていたはずの秋元は、自分は「結婚」宣言には関与していないと知らん顔......。須藤の潔さにくらべ、まったく往生際が悪いとしか言いようがないだろう。

(編集部)


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  • 大事なのは難波運営も事前に知っていたこと。知っておきながら、アルバムの選抜にしたり卒業公演をやって正当化させたこと。
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