コネチカット州ハイガナムに暮らすエマ・ベッカーちゃん(12歳)は8歳の時に視神経と脳に腫瘍ができる遺伝子疾患「神経線維腫症」と診断され、同州ハートフォードにある小児病院「Connecticut Children's Medical Center(以下CCMC)」で4年にわたり化学療法を受けている。
8月11日はエマちゃんの誕生日であったが、自分がプレゼントを貰う代わりに「あること」をしたいと母のレベッカさんにお願いした。病院で過ごすことが多いエマちゃんは防菌のため部屋がいつも寒いと感じていたが、病院から提供されたのは分厚くてサイズが大きく足に合わないシンプルな靴下だった。「子供たちが気に入るような可愛い靴下があれば、きっとみんな足元を見て笑顔になるはず」と思ったエマちゃんは、Facebook「Fight like Emma a journey with neurofibromatosis」で靴下の寄付を呼びかけた。娘のアイデアに協力したレベッカさんは、エマちゃんの病気のことや今回のプロジェクトに対してこのように話している。
Facebookを通じたエマちゃんの呼びかけは全米各地に広がり、2,300足以上もの靴下が集まった。靴下は幼児から10代の子向けにカラフルで可愛いアニメ柄ものからフワフワした肌触りのものまで多種にわたり、エマちゃんが治療を受けているCCMCや他の小児病院「Yale New Haven Children’s Hospital」に寄付された。
画像は『Inside Edition 2017年9月23日付「12-Year-Old With Cancer Donates More than 2,300 Pairs of Socks to Other Hospital Patients For Her Birthday」』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)