2018 FIFAワールドカップ ロシア アフリカ最終予選第5節が8日に行われ、エジプト代表とコンゴ共和国代表が対戦した。
勝てばW杯出場が決まるホームのエジプトは、後半に入って63分に先制点を奪う。右サイドからモハメド・エルネニーが送った浮き球パスは相手DFに対応されるが、モハメド・サラーがセカンドボールをペナルティエリア内右で拾い、そのまま勢いに乗って左足シュートを沈めた。
悲願のW杯出場に一歩近づいたエジプトだったが、88分に追い付かれる。コンゴ共和国は右サイドからのクロスに、ファーに飛び込んだアルノル・ブカ・ムトゥがボレーシュートを突き刺し、同点とした。
引き分けだとエジプトのW杯出場は最終節に持ち越しとなるが、終了間際にドラマが待っていた。後半アディショナルタイム5分、PKを獲得すると、キッカーのサラーが冷静にゴール右隅に沈め、勝ち越しに成功。これにはベンチメンバーやスタッフ、カメラマンらもピッチに駆け込み、喜びを爆発。スタジアムを埋め尽くす大観衆も歓喜に沸いた。
試合はこのまま終了し、エジプトが2−1で勝利。1990年のイタリア大会以来、28年ぶり3度目のW杯出場を決めた。
【スコア】
エジプト 2−1 コンゴ共和国
【得点者】
1−0 63分 モハメド・サラー(エジプト)
1−1 88分 アルノル・ブカ・ムトゥ(コンゴ共和国)
2−1 90+5分 モハメド・サラー(PK)(エジプト)