止まらない芸能人の不倫ラッシュ。このあたりで「不倫のルール」を再確認しておきたい

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2017年10月13日 01:00  citrus

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citrus

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とある仕事の依頼で、「不倫」に対するネット上での賛否の声を改めて調べ直している。

 

去年あたりから加速度を増した「著名人の不倫ラッシュ」(※2016年1月のベッキー騒動以降、テレビの不倫報道は6倍に増えたという統計結果もあるらしい)の比較的新しい疑惑案件(宮○やら××議員やら△△議員やら田○哲○やら斉○○貴)のコメント欄をざっと眺めてみると、

 

「人として最低」

「奥さんが可哀相」

「やられた側の身になってみろ」

「不倫の結末に幸せはない」

「不倫肯定するのは総じてクズの匂いがする」

 

……ほか、激しい口調のバッシングの声が、やはり目立つ。単に「口調が激しい」から目立つだけなのかもしれないし、そもそもネットニュースのコメント欄なんてえのは、擁護派よりも否定派のほうが嬉々として書き込む傾向が強いツールであって、すでにネット界では半ば“常識”となりつつある「炎上の主犯格は5人以下」という定説に沿えば、「不倫を忌み嫌う“精鋭”の少数極右(不倫否定派が「右」なのか「左」なのかはよくわからないがw)」による“仕事”だという邪な推測も成り立たなくはない。いずれにせよ、こういう人たちは「自分だけは絶対に不倫をしない」と断言できる、どういう根拠なのかは知る由もないが、確信めいた自信があるんだろう。

 

一方で、「炎上屋」としてならすキンコン西野氏は今年の8月、ちまたを騒がせる不倫バッシングの嵐に向け、こんなコメントを自身のブログで発信した。

 

「関係ないのに他人の不倫批判する馬鹿な糞ブス。他人の家パトロール楽しいですか?」

 

「本当に理解できないのが、自分とは何の関係もない他人の浮気や不倫に対して、声を荒げて怒る人の心理だ」

 

「怒ってしまう人に、どんな被害があったのかな?」

 

至極、真っ当な意見である。不倫自体に関しては肯定も否定もしてないが、「赤の他人の色恋沙汰なんだから、どっちが悪いかなんてジャッジを勝手に下さず、放っといてあげましょうよ」という“大人のスタンス”を感じ取ることはできる。

 

デジタル大辞泉によれば、「不倫」とは

 

「道徳にはずれること。特に、男女関係で、人の道に背くこと」

 

……とある。現代社会の婚姻制度から鑑みると「不倫はやってはいけない行為=悪」であることに間違いはない。が、「やっちゃあいけないとわかってはいても、ついついやってしまう不貞行為」であることも間違いはない。どんなに清廉潔白な性格の(既婚)男女でも、数秒後に不倫のきっかけとなる出会いに遭遇する可能性は、コンマ数%とは言え、かならず持ちあわせているのだ。

 

したがって、本来なら不倫とは「してしまったからには陰でコソコソすべき」なのである。だから、“本気”な不倫肯定派の意見は基本、表になかなか出てこない。著名人なら、年々取材力が研ぎ澄まされていく文春砲や他の芸能マスコミを欺けるほど、より巧妙に。たとえば、“現役”の人たちは、経験者のみが書き込みを許される「不倫同好会」的な掲示板や、ママ友たちがLINEでつながる「不倫サークル」的グループ……みたいに小さなコミュニティーを地下に潜ってつくりながら同士を募り、後ろ向きな恋愛関係への罪の意識に苛まれつつも、「パートナーに不自然さを感じさせない振る舞い方」だとか「ラブホに入ったときの料金の割り方」だとか……と、少しでも前向きな情報を交換し合っている。

 

もちろん、身近な友人や知人への不倫自慢なんぞもってのほか。いったん、ハマってしまったら最後、離婚にまで到らないかぎり、その秘密は墓まで持っていくだけの頑なな決意が重要なのではなかろうか

このニュースに関するつぶやき

  • まぁ、そのうち暴く側のえげつなさを叩く風潮にならないかと期待してます。
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