「いってらっしゃい、来世で会おうね」と看取り…施設職員「介護って楽しいです」〈AbemaTV〉

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2017年10月28日 09:03  弁護士ドットコム

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介護職というと「キツイ」「大変そう」といった側面が注目されがちだ。しかし、実際に働いている人たちは、一面的なそんな見方に違和感を覚えているという。10月28日放送の「Wの悲喜劇」(AbemaTV)のテーマは、「介護ほどステキなお仕事はない」。介護施設で働く現役の介護福祉士たちをゲストに迎え、MCのSHELLYさんらが介護職の魅力、やりがいを聞いていく。(弁護士ドットコムニュース編集部・山口紗貴子)


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●「亡くなるのではなく、生き切るんだと」

出演者の1人で、特別養護老人ホームで働く上条百里奈さんは、モデルとしても活動する。ある時、専門学校で介護職を志す学生に向けた講義で「介護ってこんなに楽しいよ」と伝えたそうだ。すると学生からは「私も本当は大好きだけど、介護ってダサいし、みんなに認めてもらえないから、やめようかと思っていた。(上条さんが)胸を張って楽しいと言ってくれたから、私たちも頑張ります」といった声があがったという。


どんなところが「楽しい」のか。番組では「辛い」と思われがちな仕事内容についても聞いていく。その1つが、シモの世話について。芸能活動のかたわら、今も週に2回、介護施設に勤務している芸人の柏崎桃子さんは、「くさい、汚いなんて感じない」と笑う。


上条さんも「高齢者になると便秘になりやすい。便秘になると認知症の周辺症状が出やすいので、2週間出なかったのが、下剤を使わずに出せるようになれば、喜びです」と力を込める。特別養護老人ホームで働く出口綺子さんも「(排泄が成功すると)おめでとう! となりますよ」。


また、避けては通れないのが、看取りの重責だ。「150人くらい看取ってきた」という上条さんは「亡くなるのではなく、生き切るんだと思考転換ができるようになった」ことが、看取りに対する意識を変えたという。今では「いってらっしゃい、来世で会おうね」と考えるようになったと明かす。


出口さんも「(死を)目の当たりにするのはショックだった。看取りをさせていただく中で、80、90、100年近く生きてきた中で、色々な経験をしてきた人の最後を見守るってなんて貴重なことなんだろうと。貴重な体験をさせてもらっている」と話す。


介護の現場では、人手不足などの課題も残る。しかし、出口さんは「辛いことはもちろんあるが、利用者のために頑張ると、ありがとうといってもらえる」ことが活力となっており、柏崎さんも「家族が増えた感じ」だと醍醐味を語る。


【番組情報】


番組名:「Wの悲喜劇」(AbemaTV)


放送日:10月28日(土)23時〜、再放送:10月29日(日)17時〜


出演者:柏崎桃子(シングルマザー芸人・介護福祉士)、出口綺子(介護福祉士)、上条百合奈(モデル・介護福祉士)、小山朝子(介護福祉士・介護ジャーナリスト)、殿井悠子(ディレクター・ライター)


10/28(土)視聴予約▶︎ https://abema.tv/channels/abema-news/slots/8uBwAHwQZNWkV5


10/29(日)視聴予約▶︎ https://abema.tv/channels/abema-news/slots/9m5w54dtTbo69m


番組サイト▶︎ https://news-hikigeki.abema.tv


(弁護士ドットコムニュース)


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