東京都は3,651円、大阪府は3,460円。全国的に価格は上昇傾向
QLifeは10月27日時点での、全国3,898施設のインフルエンザワクチン接種料金を集計。成人1回目、税込み、公的助成なしの場合の全国平均は3,524円。前年度と比較すると、178円のアップとなりました。
各都道府県別の平均化価格は以下の通りです。
<北海道・東北>
北海道3,212円(前年度比90円プラス)/青森県3,373円(前年度比185円プラス)/岩手県3,780円(前年度比100円マイナス)/宮城県3,628円(前年度比151円プラス)/秋田県3,340円(前年度比176円プラス)/山形県3,433円(前年度比244円プラス)/福島県3,737円(前年度比470円プラス)
<関東>
茨城県3,676円(前年度比65円プラス)/栃木県3,721円(前年度比139円プラス)/群馬県3,701円(前年度比262円プラス)/埼玉県3,712円(前年度比191円プラス)/千葉県3,558円(前年度比158円プラス)/東京都3,651円(前年度比287円プラス)/神奈川県3,618円(前年度比207円プラス)
<甲信越・北陸>
新潟県3,693円(前年度比114円プラス)/富山県3,470円(前年度比202円プラス)/石川県3,493円(前年度比235円プラス)/福井県3,480円(前年度比286円プラス)/山梨県3,494円(前年度比175円プラス)/長野県3,524円(前年度比164円プラス)
<中部>
岐阜県3,420円(前年度比190円プラス)/静岡県3,628円(前年度比120円プラス)/愛知県3,462円(前年度比49円プラス)/三重県3,483円(前年度比213円プラス)
<近畿>
滋賀県3,608円(前年度比212円プラス)/京都府3,502円(前年度比283円プラス)/大阪府3,460円(前年度比298円プラス)/兵庫県3,559円(前年度比177円マイナス)/奈良県3,481円(前年度比236円プラス)/和歌山県3,525円(前年度比434円プラス)
<中国・四国>
鳥取県3,509円(前年度比86円プラス)/島根県3,531円(前年度比55円マイナス)/岡山県3,606円(前年度比103円プラス)/広島県3,477円(前年度比157円プラス)/山口県3,461円(前年度比90円プラス)/徳島県3,508円(前年度比81円プラス)/香川県3,475円(前年度比366円プラス)/愛媛県3,332円(前年度比115円プラス)/高知県3,234円(前年度比147円プラス)
<九州・沖縄>
福岡県3,696円(前年度比214円プラス)/佐賀県3,370円(前年度比289円プラス)/長崎県3,715円(前年度比346円プラス)/熊本県3,658円(前年度比261円プラス)/大分県3,651円(前年度比240円プラス)/宮崎県3,156円(前年度比73円プラス)/鹿児島県3,353円(前年度比63円プラス)/沖縄県3,470円(前年度比240円プラス)
2017-2018シーズンのインフルワクチン製造量、昨年の使用量を下回る見込み
厚生労働省は2017-2018シーズンのインフルエンザワクチンの製造量が、前シーズンより約250万本少ない2527.5万本にとどまる見込みであることを発表しました。これは昨シーズンの使用量2642万本よりも114万本少ない数で、昨シーズンと同様の接種者数、昨シーズンと同様の接種方法だった場合、足りなくなる可能性があることを意味します。また、合わせて公表された2017-2018シーズンの週ごとの累供給予定量見込みでは、11月時点では約2000万本と、いわゆる“品薄状態”は解消されるものの、完全に解消されるのは12月中旬と見込んでいます。
|
|
厚生労働省はワクチンの効率的な活用とともに、13歳以上の接種では医師が特に必要と認める場合を除き「1回注射」とすることの周知徹底を求めており、このほかにも、各都道府県や地域ごとに、ワクチン不足を防ぐ取り組みがなされており、大規模なインフルエンザワクチンの不足が起こる確率は非常に低いと思われます。しかし、短期的かつクリニックごとに接種予約数の制限などが行われる可能性があるため、ワクチン接種を考えている方は接種前に医療機関に確認をしたほうがよいでしょう。(QLife編集部)
関連リンク
- QLife インフルエンザ予防接種全国平均価格を公開
- QLife インフルエンザ予防接種「毎年受ける」3割、「受けたことない」5割
- QLife 世帯所得別のインフルエンザの予防ならびに治療行動に関する一般生活者 緊急1000人アンケート
- 厚生労働省「季節性インフルエンザワクチンの供給について」
- 厚生労働省「インフルエンザ(総合ページ)」