つぶやいたら犯罪に巻き込まれる…? 今こそ知っておきたいSNSの「投稿禁止ワード」

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2017年11月14日 21:00  citrus

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座間市で起こった死体遺棄事件が話題となっています。逮捕された容疑者はTwitterのアカウントを複数使い分け、自殺志願者にコンタクトを取り、犯行に及んでいたことが分かっています。SNSに投稿するだけで犯罪に巻き込まれるかもしれないのです。では、どのようなことをSNSに投稿すれば危険なのか。安心・安全にSNSを利用するためのコツについて、解説します。

 

 

■Twitterが「出会いの場」になる理由

 

Twitterは、匿名で複数アカウントが利用可能。そのうえ、検索の対象ともなり、見知らぬ人でもフォローして話しかけられるため、加害者と被害者の「出会いの場」として悪用されてしまいました。

 

Twitterでは「#(ハッシュタグ)」を使って、あるキーワードに関連する投稿を容易に検索できます。事件の加害者は、「#自殺願望」「#自殺」などのハッシュタグをつけてツイートしているユーザーを見つけ、「一緒に死のう」「自殺を手伝う」などと持ちかけて、近づきました。

 

被害者たちは、本当に死にたかったわけではなく、誰かに話を聞いてもらいたかったようです。しかしTwitterで相談相手を探すと、このような犯罪に巻き込まれる危険性があります。また事件の後、Twitterのルール変更により、自殺や自傷行為の助長や扇動は禁止されました。このような投稿は決してしないようにしましょう。

 

 

■「友人との待ち合わせ場所」をTwitterで決めた女子高生の恐怖体験

 

SNSの投稿がきっかけで、様々な被害に巻き込まれた。そんなケースは他にも多数あります。たとえば、「ライブのチケット抽選に落選した」と投稿したユーザーが、チケット詐欺に遭っています。ネットで拾ったチケットの写真で、あたかもチケットを持っているように見せかけ、お金を振り込ませて逃げるという手口です。

 

自分の行動や居場所を、逐一ツイートする人がいます。しかし、それは行動範囲や現在の居場所が知らない人に筒抜けになっているということ。実際、居場所を逐一ツイートしていた女子高生がストーカー被害に遭った例、何人かで「〇〇駅に△時に待ち合わせね」とTwitterに投稿した後、現地に行ったら、知らない人が待ち構えていた、というケースがあります。

 

「今日から〇日間旅行に行ってきます!」と投稿すると、家を留守にしていることが知らない人に分かってしまいます。それが空き巣被害につながることも…。

 

 

■Twitterで知り合った人とLINEでつながることの危険性

 

SNSで身を滅ぼさないために、どのような対策をすればいいのでしょうか。SNSで知り合った人に相談を持ちかけるのは必ずしも悪いことではありませんが、不用意に会うと危険です。直接会うのは絶対に避けましょう。なお、Twitterで知り合った人と気軽にLINEでつながると、通話ができてしまい、危険です。注意してください。

 

詐欺も、最近は手口がとても巧妙になっています。ものの売買などをする場合、相手がどのような人物かわからないSNSはリスクが高くなります。どうしても購入したいものがあれば、ヤフオク!の代金支払い管理サービスのように、商品が送られてこない場合に代金が保証されるサービスを利用するのがお勧めです。

 

また、学校名を明かしたり、自宅や最寄り駅などを公開したりすると自分の身に危険が及ぶ可能性があります。公開範囲を限定するなどして、個人情報は公開しすぎないようにしましょう。

 

SNSは不特定多数の人が見ています。悪意ある人が、襲う対象を探しているかもしれません。ネットでは素性や本心を隠すこともできるので、知らない人と安易に連絡を取ったり、直接会ったりしないことが大切です。

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