夫が何気なく発した言葉に傷つき、それが夫への嫌悪感につながっていく妻たちは多い。一体、彼女たちはどういう言葉を恨みに持つようになるのだろうか。
■「なんでそんなに疲れてるの?」
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特に子育て中の妻に反発を食らうひと言がこれ。
「子どもが小さいうちは24時間目が離せない。つい疲れたと愚痴を言ったら、夫は『仕事もしないで家にいるのに、どうしてそんなに疲れるの?』と。その瞬間、夫への信頼感を一気に失いました。夫は小さな命がどれほど危ういか気づいていない。気を抜けない妻への労りの言葉もない。いつか思い知らせてやると、復讐心が芽生えています」(30歳)
不安と心配の中で子育てをしている妻に対して、あまりに無神経なひと言といえよう。
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■「どうしてオレをかまってくれない」
「おまえは子どもか!」と妻が突っ込みたくなる言葉。子どもばかりに目がいく妻に対して、自分をもっと大事にしてほしいという心の表れなのだろうが、これに類したことを言われると妻たちはドン引き。
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「一緒に子育てをしようという気持ちが感じられないと、夫への気持ちが冷めますね。夫婦で子どもを育てる、夫婦で家庭を作りあげるという気持ちがないのかと、白い目で見たくなります」(32歳)
妻が専業主婦であれ、働く主婦であれ、同じこと。家庭は2人で協力しなければうまくいかないのだ。
■「いいよ、任せるよ」
何を相談しても「いいよ、任せるよ」。この言葉は無責任だと妻たちから総スカンを食らう。
「夫の妹が結婚するときにお祝いの相談をしたら、『任せる』って。あなたの妹でしょ! って思わず言ってしまいました。任せると言いながら、勝手に何か贈ると『どうしてあんなものを』と言うに決まってるんですよね。丸投げしておいて文句を言うなんて最低」(35歳)
「夫の父が定年退職を迎えたとき、『何かお祝いの会をやってほしい』と言われたので食事会を企画しました。ちゃんと店を下見までして決めたのに、いざとなったら『そんなところまで出かけるのは面倒』と夫が言い出した。それほど遠いわけでもないのに、どうやら急に面倒になったらしい。大喧嘩になりましたよ……」
労をねぎらう局面で、急にわがままを言われたら妻としては怒り心頭。
「夫は妻が何かしてあげても当たり前としか受け取らない。そこが腹立たしい」
妻たちはそう立腹している。この状態が続くと、いずれは妻に見捨てられる日が来るかもしれない。