「12月は太って当たり前」と思っていませんか? 実際、美味しいものをたくさん頂く機会が多いので太りやすい時期ですが、その心のゆるみが、太る原因でもあるのです。
そこで今回は、「ちょっと考え方を変えるだけで、冬太りしない方法
」と、美ボディキープのサポートとなるエクササイズをご紹介します。
■「食べ過ぎスパイラル」から抜け出すための3つの心がけ
忘年会などでつい食べ過ぎてしまったとき、最初は食べ過ぎを気にして「明日はプチ断食しよう」「ジムに行こう」という気持ちが働くはずです。
しかし忘年会シーズンで同じ状況が続くと、そのうち食べ過ぎることに慣れが生じてきて、「ま、いいか」という気分になります。
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すると日頃よりも多くのカロリーを摂取することになるため、体内の消化活動が続いて、翌日も身体がだるいという負のスパイラルにおちいっていきます
。
つまり、運動したり食べた分を消費する行動を起こすこと自体が面倒くさくなるのです。これが「食べ過ぎスパイラル」の始まりです。
この「食べ過ぎスパイラル」におちいらないために、以下の3つを心がけましょう。
(1)もう十分!「気持ち」で食べ過ぎない
女性にありがちですが、お腹が膨れていても「周りが食べているから」、もしくは「あれもこれも食べてみたい!」と気持ちで食べ過ぎる傾向があります。
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食べ過ぎスパイラルから脱出する方法は「気持ちで食べ過ぎないこと
」。一度、箸を置くことが食べ過ぎを防いでくれます。
(2)もうだめだ!と全てを投げ出さない
普段から美意識高く、入念にボディケアをしている人におちいりがちなのが、完璧を目指す極端な行動です。
食べ過ぎてもいつでも軌道修正を出来ることを忘れ、食べてしまったことだけが記憶に残って、罪悪感が溜まり、どんどん自分を苦しめてしまいます。
常に自分をコントロールすることは大切ですが、100パーセントスケジュール通りにできなくても「50パーセントでもOK」くらいのユルさも必要
です。そのほうが、断然美ボディキープ率は高くなります。
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(3)48時間以内にエネルギー消費すればOK
体重が増加するまでにはある程度タイムラグが生じます。食べたものが体脂肪に変わるまでの目安時間は18時間
と言われています。
理想は翌日に調整ですが、48時間以内に摂取したカロリーをエネルギーとして燃やせば、体重増を抑えられそうです。
■スマートニーステップで美ボディキープ
このエクササイズでは、バランスをキープしながら体幹を鍛え、ヒップや太ももの引き締め効果が期待できます。
動作のポイントとして、足音を立てないように体幹(お腹や腰)から足を動かしてください。
多忙な時期ですから、できるだけ効率よく効果を上げたいと思われると思います。一般的な話になりますが、基礎代謝率が最も効率よく稼働するのが、15時過ぎから夕方頃
と言われています。
「仕事中で絶対無理」という方もいると思いますが、週末などに時間を設けてその効果を感じてみてください。
期待出来る効果
・全身の筋力アップ ・体幹強化 ・下半身引き締め ・姿勢がよくなる ・冷え性、むくみの改善効果
実践回数&期間
週に3〜4回を目安に3週間実践してください。
やり方
(1)背骨を伸ばし、吐く息とともにお腹を意識的に引っ込ませます(ドローイング)。それをキープしたまま、吸う息とともに、両手で左膝を腰の高さに引き上げます。
(2)両手を天井方向に伸ばし、左足を大きく1歩後ろに下げ、つま先を床につけます。
(3)息を吸いながら、左膝を腰の高さに引き上げます。
(4)息を吐きながら、左つま先を真横の床につけます。ゆっくり(1)〜(4)の動作を4セット繰り返したら、反対側も同様に動作しましょう。
動作中はなるべくバランスを崩さないように一点を見つめるようにして、ゆっくりじっくり動作してください。
「食べ過ぎスパイラル」回避と美ボディーエクササイズで、冬太りの不安のない年末を過ごしたいものですね。
(株式会社ボディクエスト・YOGAエクササイズディレクター 森和世ボディクエストのエクササイズディレクターとしてワークアウト開発に携わると同時に、YOGAスタジオやスポーツクラブなどで指導にあたる。著書に「ふたりストレッチ」「幸せ美人になるための5日間レッスン」など。)
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