荒木経惟の映像作品「青ノ時代」と「去年ノ夏」の写真集発売

写真家荒木経惟の映像作品「アラキネマ」から、「青ノ時代」と「去年ノ夏」の写真集が12 月中旬に刊行される。出版はニューヨークを拠点とする出版社Session PressとDashwood Booksによる共同発行で、「JAPAN EDITION」と「US EDITION」の2種類のスリップケースで展開される。

　映像作品の青ノ時代と去年ノ夏が日本国外で出版物として発表されるのは今回が初めて。80年代中期から約20年間、実験的な映像作品「アラキネマ」を制作してライブ上映してきたが、同写真集では、ライブの臨場感や雰囲気をできるだけ忠実に再現するために、両作品が上映された際のオリジナルスライドに基づいて編集、制作された。
　青ノ時代と去年ノ夏は2005年に発表された作品で、青ノ時代では薬品で脱色することで引き出された色褪せたブルーで、メランコリックな儚さを表現。去年ノ夏は明るく透明感のある色を写真の上に塗り、万華鏡が映し出す幻想的な世界のような作品に仕上げている。価格は税別1万2,000円。
■BLUE PERIOD / LAST SUMMER : ARAKINEMA 青ノ時代/去年ノ夏:アラキネマ出版社：SESSION PRESS、 DASHWOOD BOOKS仕様：スリップケース（2種類:JAPAN EDITION / US EDITION）入りソフトカバー /216 ページ / 260x178.3mm / カラー / 日本語、英語 / 2017年刊発行部数：1,750 部販売価格：12,000 円(税別)

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