モナコに所属するフランス代表MFトマ・レマルが見せたある行動が、異国のファンを喜ばせているようだ。イギリスメディア『イブニング・スタンダード』が報じている。
アーセナルが来年1月の獲得を狙っていると伝えられているレマルに関しては、チェルシーやリヴァプールといったライバルクラブも興味を示しているとされており、水面下で争奪戦が繰り広げられているようだ。
そんな中で、アーセナルファンが『インスタグラム』に投稿した「アーセナルにようこそ」というコメントに対して、レマル本人が「いいね!」を押したとのこと。
現在22歳のレマルに対し、アーセナルは今年の夏にも獲得オファーを出したと報じられている。だが、この時には移籍が実現することはなかった。しかし、チャンピオンズリーグからの敗退が決定したことを受け、モナコは同選手へのオファーに耳を傾ける準備を整えつつあるようだ。
同メディアは、モナコが最低でも8000万ポンド(約120億円)を要求してくると予想している。アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督は、1月に再びレマルの獲得に向けて動くか問われた際に「1月の移籍市場に出るべきかどうかはまだわからないね」と答えており、慎重な姿勢を崩してはいない様子だ。
しかし、今回の「いいね!」がレマルの本心を表したものだとすれば、交渉の推移に少なからず影響を与える可能性もあるかもしれない。今夏には当時アーセナルに所属していたイングランド代表MFアレックス・オックスレイド・チェンバレンが、リヴァプールへの移籍を予想する投稿に同じく「いいね!」を押し、その後実際に同クラブへと移籍していったケースが存在している。
『インスタグラム』への1つの投稿を巡って生まれたこの話題によって、フランス期待の新星の動向に国内外から多くの注目が集まっていることが図らずも示される形になったといえそうだ。