セクハラ告発された元電通クリエイターの弁明、WOMマーケティング協議会が否定

0

2017年12月18日 18:03  弁護士ドットコム

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

弁護士ドットコム

記事画像

広告代理店などで構成する任意団体「WOMマーケティング協議会(WOMJ、東京都大田区)」は12月18日、元電通社員で、ブロガー兼作家のはあちゅうさんが、同じく元電通社員の著名クリエイターの岸勇希氏から過去にセクハラとパワハラを受けていたと訴えている問題をめぐり、事実誤認があると発表した。


【関連記事:「カルディ」コーヒー「タダ飲み」目当て、買い物する気ゼロ…法的に問題ない?】


この問題は12月17日、BuzzFeedで報道された。この前日、岸氏はネット上で、謝罪と弁明の文書を発表したが、その一部について、WOMJが否定している。


岸氏の文書は、取材を申し込んだBuzzFeedへの質問に回答する形となっていた。その中で、はあちゅうさんが登壇予定だったイベントで、岸氏は登壇を止めるよう働きかけたことについて理由を問われ、次のように書いていた。


「当時、彼女が電通退職後に勤めていた会社は、この時ちょうど、ステルスマーケティング(お金を払って人を並ばせた)の類で、何度か炎上騒ぎを起こしておりました。当時私はWOM協議会(原文ママ)というクチコミマーケティングのガイドラインの策定に携わっており、やらせや、ステマを防ぐための、全社共通の決まりを制作しておりました。そのような状況でしたので、遵守を呼びかける立場の会社が、ステマで炎上している企業の人間を、リクルーティング活動で登壇させることは不適切ではないかと考え、その点を人事局に申し出たという経緯になります」


WOMJは公式サイトで以下の文書を発表、岸氏の関与を否定している。


「過日、岸勇希氏が、過去に弊協議会が策定しております『WOMJガイドライン』への策定作業に関わっていたように読み取れる発表を行い、それを受けた報道もなされましたが、同氏が過去に弊協議会のガイドライン委員としてガイドライン策定に関わった事実はございません」


(弁護士ドットコムニュース)


    ランキングIT・インターネット

    アクセス数ランキング

    一覧へ

    話題数ランキング

    一覧へ

    前日のランキングへ

    ニュース設定