マルコ・アニョリンは「ザラ（ZARA）」や「ベルシュカ（Bershka）」などを展開するインディテックス（Inditex）に数年所属。その内最後の7年間はベルシュカを指揮していた。
ディーゼルの創始者であり親会社OTBの会長を務めるレンツォ・ロッソ（Renzo Rosso）は、「マルコを迎えることができ誇りに思う。彼はファッション界において世界でも指折りの有能なファッション・エグゼクティブかつプロフェッショナルであり、私は彼のキャリアに長年注目してきた。彼の経験とパーソナリティーは私たちが描くブランドのビジョンにふさわしいものであり、ディーゼルに明るい未来をもたらすことだろう」とコメントを発表している。
ディーゼルは2013年からCEOを務めていたアレッサンドロ・ボリオーロ（Alessandro Bogliolo）がブランドを去りCEOが不在の中、"Chief（チーフ）"ではなく"Chair（チェア）"が役職名になったCEO（＝Chair Executive Officer）として1週間ディーゼル本社のCEOの椅子に座る人をSNSで募集するなどユニークな試みも行っていた。また、数日前にはディーゼルのアーティスディレクターニコラ・フォルミケッティ（Nicola Formichetti）の退任が発表された。
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