『Up-Cycling for Hope』の企画の1つは、子供達にゴミを楽器にして演奏してもらうというものであった。そうすることで、ただ単にゴミ袋のスペースを埋めていただけの空のペットボトルでさえも何かの役に立つことを子供達に気づいてもらい、さらに地球全体における環境問題を意識してもらおうというのがレッドオークの意図するところであった。
『Up-Cycling for Hope』の参加者にはシリアから逃れて来た子供達もおり、UNHCRレバノンの代表Mireille Girard氏は閉会式で「子供達が環境保護のために行動を起こすことで、これまでの世代ができなかった救済措置が可能になるでしょう。それにシリアの子供達からのこうした行動はレバノンへの恩返しにも繋がります」とこのプロジェクトの成果に期待を込めた挨拶をしている。『Up-Cycling for Hope』は今後、ベイルートだけでなくレバノン全土で行われる予定とのことだ。
画像は『The Daily Star 2017年12月20日付「‘Trash orchestras’ show kids waste isn’t always best binned」』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 椎名智深)