市川は、60種類以上の線香を温度や太さなどで使い分け、一切の下書きなしに少しずつ紙を焦がしながら描く「線香画」のスタイルで知られている。1年ぶりとなる今回の個展「slip out」では、インクやパステル、水彩などで描き、電動工具サンダーを用いて仕上げられた初のカラー作品を発表する。「記憶と時間」をテーマに、SNS上の時間のずれが引き起こす、他人の記憶が自分の記憶と近づく感覚を表現。また、市川自身が毎日投稿しているインスタグラムから着想を得た、日付けをモチーフにした作品を初めて発表する。
写真家 鬼海弘雄との2人展「sprinkling A-side」では、鬼海の写真作品にインスピレーションを得た市川の作品を発表。線香の焦げ跡や手描きによる淡彩の後、サンダーによって仕上げた新作のほか、市川がセレクトした鬼海の代表作を含む写真作品で構成される。両者とも、今回の展覧会が初のグループ展への参加となる。
■市川孝典×鬼海弘雄「sprinkling A-side 」期間：2018年2月8日（木）〜2018年3月9日（金）時間：11:00-20:00 月曜定休／日曜はアポイント制場所：Basement GINZA住所：東京都中央区銀座4丁目3−5Ploom Shop 銀座店 B1Fアポイントメント：080-4353-3170／info@ichikawakosuke.com公式サイト
■市川孝典個展「slip out」会期：2018年2月10日（土）〜2018年3月4日（日）時間：土・日・祝日のみ11:00-20:00／月−金はアポイント制場所：QUIET NOISE arts and break住所：東京都世田谷区代沢2-45-2 1Fアポイントメント：03-5738-8440／info@quietnoise.jp公式サイト
【トークイベント】市川孝典×鬼海弘雄×岸田奈々(M&Iアート株式会社デュビュティマネジャー)×いしいしんじ(小説家)開催時間：2018年2月17日（土）13:00〜（12:30受付開始）場所 : Basement GINZA
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