南ア・ケープタウン、4月にも水が完全に枯渇の可能性(画像は『IFLScience 2018年1月18日付「Cape Town Will Run Out Of Water In Fewer Than 100 Days」(A G Baxter/Shutterstock)』のスクリーンショット)昨年の春頃から、“降水量が少ないせいで干ばつによる水不足が起きている。今後も深刻化が懸念される”と大きく報じられていた南アフリカのケープタウン市。パトリシア・デ・リール市長がこのほど記者会見を開き、今の同市の状況について「100年に1度の危機に陥っている」と表現した。今年4月には水が完全に枯渇してしまう不安があるというのだ。英メディア『Metro』ほかが伝えている。
こうして市民4百万人を対象にした一大節水態勢が整ったが、下水を飲んで体調を崩す者が現れた一方で、毎日1人あたり水の使用は87リットルまでという現在の規則を守っている人は41%しかいなかったことも分かった。さらに今ケープタウン市は乾期(10月〜3月)にあり、貯水ダムの水位は枯渇に向かう一途である。そんなことを受けて先週パトリシア・デ・リール(Patricia de Lille)市長は記者会見を開き、各水道栓の蛇口から水が一滴も出なくなる日を“Day ZERO”と称し、以下のような内容で警戒を呼び掛けた。