寒さ本番の季節となりました! 一日の中で一番体温の低い朝は、身体を内側から温めるものを食べて体内時計をリセットすることが、代謝アップにもつながります。
朝からいろいろ作るのは大変ですが、お味噌汁だけなら簡単ですよね。身体を温める食材を使ったお味噌汁で、身体に朝が来たことを知らせましょう!
■お味噌汁に入れたい!身体を温める具材3つ
(1)キムチ
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キムチに使われる香辛料に、身体を内側から温める働きがあることは知られていますね。とくに、唐辛子に含まれる「カプサイシン」は、脂肪を燃焼させて身体を温めます
から、ダイエットにも◎。
「キムチとお味噌汁!?」と思われるかも知れませんが、発酵食品同士相性のいい組み合わせ
です。食べやすい大きさに切ったキムチをお味噌汁の仕上げに入れてみましょう。
(2)長ネギ
長ネギは、東洋医学で葱白(そうはく)と呼ばれ、体表を温めて冷えからくる不調を改善する食材とされています。血行不良による肩こりや腰痛、冷えが原因で起こるお腹の不調にも
用いられます。
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一般的にお味噌汁によく使われる具材ですが、寒い季節、肩こりや腰痛が気になる方
は、たっぷりと長ネギを入れたお味噌汁を毎朝の習慣にしてみましょう。
(3)ニラ
ニラは、臓器を温め身体を内側から温める食材に分類されていて、冷えが原因で起こる便秘にも
用いられます。冬になると便秘がちになるという方は、ニラのお味噌汁がおすすめです。
また、ニラはその濃い緑色からもわかるように、ビタミンが豊富な野菜です。冬は野菜が少なく、どうしてもビタミン不足になりがちですから、ビタミンチャージにも
いいですね。
ニラは、長く煮ると香りが飛んでしまいますから、細かめに切ってお味噌汁の仕上げに入れましょう。
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身体を内側から温める朝ごはんを食べて、寒い日も元気に一日をスタートしたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ 料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)