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10年連続黒字の会社が実践する、「ハッピー」が循環する企業の作り方

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2018年01月29日 20:02  新刊JP

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新刊JP

写真『社員幸福度 Employee Happiness 社員を幸せにしたら10年連続黒字になりました』(クロスメディア・パブリッシング刊)
『社員幸福度 Employee Happiness 社員を幸せにしたら10年連続黒字になりました』(クロスメディア・パブリッシング刊)
「働き方改革」が叫ばれる昨今、経営改革を進めている企業は多い。
その一方で、現場がその改革に対して追いついていないという声も聞かれる。「業務量は減っていないのに、残業をするなと言われている」という話はその最たるものだろう。

形式的な改革をする前に、経営者が考えるべきことは、「社員の幸福」ではないだろうか。仕事へのモチベーションを高め、成果を出してもらう。そのために「働き方改革」が必要になってくる。

実際に社員の幸福度を上げる取り組みを行い、2016年度日本経営品質賞を受賞するなど、成果を出した会社がある。
それが、 通信業界に特化したコンサルティング事業を展開する株式会社ピアズだ。
一体、どんな取り組みを実施したのだろうか。

■利他の精神を生み出す「EH(社員幸福度)」を上げる取り組みとは?

ピアズの代表取締役・桑野隆司氏が執筆した『社員幸福度 Employee Happiness 社員を幸せにしたら10年連続黒字になりました』(クロスメディア・パブリッシング刊)は、ES(従業員満足度)/EH(社員幸福度)理論を軸に「社員を幸せにするためには何が必要か?」「それが企業にどんな利益をもたらすのか?」などを解説した一冊だ。

本書によれば、ピアズの社員の特徴は、相手のためを思い、相手に喜んでもらうためにはどうすればいいか?を考えながら動けること。

桑野氏は、この“利他の精神”を生み出す源泉を「EH(Employee Happiness=社員幸福度)」と名付けた。これは「ES(Employee Satisfaction=従業員満足度)」とは別の定義とし、「EH」を高めるための活動や仕組みを整備。あえて「従業員」ではなく「社員」とし、「満足」ではなく「幸福」を追い求める。
この「社員を幸せにし続ける」ことを軸にした経営で、ピアズは創業期より10年以上連続黒字を実現させている。

では、社員幸福度を上げるために、具体的にどんな取り組みをしているのだろう。

たとえば、社員同士がお互いの行いに対してカードを贈り合うという取り組みがある。カードは以下の4種類。

〇「サンクス」…「ありがとう」を伝える。感謝を伝えることで、相手の帰属意識が高まる。
〇「グッジョブ」…「良くやったね」を伝える。「自分は認められている」と感じ、会社への貢献意欲が増す。
〇「バッド」…バッドパフォーマンスに忠告し、気付かせる。指摘ではなく、成長応援。
〇「ハートフル」…誰かに良いことをしているところを見たときに渡す。単純に褒めるのではなく、“陰褒め”がポイント。


それぞれの行いを発見したときにカードを自主的に渡し合う。
桑野氏によれば、「認め合う文化」を育むのに役立つという。そして、このカードが増えることは、一人ひとりの行動に誰かが興味を持っているということ。カードが増えることが会社の幸せにつながるのだ。

■ハッピーが循環する企業風土のつくり方とは?

他にもピアズでは様々な取り組みがなされているので、その一部をご紹介したい。

例えば、社員を支えてくれる家族に感謝を込めて、仕事を頑張っているパパやママのムービーを年に2回ほど作り、社員の家族にプレゼントする「がんばるパパママプロジェクト。さらに、ハッピーサプライズとして、誕生日、結婚といったイベント時からちょっとしたタイミングの時まで様々な場面でサプライズ企画を仕掛ける。

こうしたサプライズによって、社員たちは一緒に働く仲間たちとの絆を再確認することができ、「ES(従業員満足度)」を満たす一手になるのだ。

この原動力になっているのが、「人を喜ばすのが大好き」という桑野氏の考えだ。そして、「あの人の幸せのために、できることはないか」と考えることが、そのまま顧客に対するホスピタリティを形成する。
他者を幸せにするためには、まず自分たちが幸せになることが大事。そして、「自分の周囲を幸せにしよう」という空気を会社全体でまとうことが、質の高いサービスにつながり、会社の業績アップにつながるのだ。

社員の幸福度を高めることで、会社の業績が上がっていく。10年連続黒字の会社が、どのような取り組みをしているか。本書から読み解けるはずだ。

(新刊JP編集部)

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