デュッセルドルフに所属するMF原口元気が、2日に行われたブンデスリーガ第21節のザントハウゼン戦で、2試合連続のアシストを記録。しかし、後半開始直後に負傷交代を余儀なくされた。
2試合連続で先発出場した原口は開始2分、右CKでキッカーを務め、DFアンドレ・ホフマンの先制点を演出し、2試合連続のアシストをマーク。しかし後半開始からわずか10秒後に悲劇が襲う。空中戦で相手MFフィリップ・クリングマンと衝突し、お互いに頭を強打。原口はピッチに頭を打つように崩れ落ちた。
原口に代わって急きょ出場した宇佐美貴史が、衝突の生々しい瞬間を試合後に振り返った。「(後半が)始まった瞬間に、あのバチンっていう乾いた音が聞こえた。(逆サイドから)俺がいたベンチまで届いたんで、絶対やばい、元気くんやばいな、大丈夫かなと思った」。
それでも、原口はすぐに座り込む体勢になり、駆けつけたメディカルチームの手当てを受けると、頭を抱えながら自らの足でピッチを後にした。クラブ公式Twitterによると、初期診断として「衝突の後、めまいがあった。リスクを冒したくなかった」と発表されている。
なお、相手のクリングマンは原口より重症だったようで、衝突後に担架で運び出された。クラブ公式Twitterは試合後、「脳震とうの疑いがあり、精密検査のため2日間の入院します」と発表。続けて「フィリップ、そしてハラグチの早い回復を祈っています」と両者にエールを送っている。
なお、試合はデュッセルドルフが開始2分の先制点を守り切り、1−0で4連勝を飾り、首位をキープした。