日本においてはウエディングドレスはコンサバティブなデザインを選ぶ人が多いが、近年の傾向について黒沢氏は「"自分らしさ"を表現するために、コーディネートに個性や遊びを取り入れる人が増えている」と分析。その一例がシューズで、これまでタブーとされてきたオープントゥや柄物、ファーの装飾など「ご家族や来賓の方に配慮した上で、敢えてファッション感覚で選ばれる方も増えている」という。
ウエディングシューズはドレスの裾に隠れると思われがちだが、インスタグラムでは挙式を控える"プレ花嫁"が"お支度ショット"としてウエディングシューズの写真を投稿して披露し合うなど、自己表現の一つとなっている。黒沢氏も「裾を持った時に、デザインが素敵なシューズがちらりと見えると綺麗」とし、細部へのこだわりを提案。選び方のポイントは「足にフィットするかどうか」「ドレスとのバランス」「新郎との身長差」の3つで、理想的な身長差については10センチ以上を目安としている。
松屋銀座は、インポートブランドのシューズを1フロアで見ることができる点が魅力。各ブティックではこの時期、ウエディングに最適な1足を取りそろえている。人気シリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ（SEX and the CITY）」で主人公キャリーが履いていた「マノロ ブラニク（Manolo Blahnik）」のアイコンシューズ「HANGISI」（15万円）は見た目が華やかなだけではなく、身に着けると幸せになると言われている"サムシングブルー"が取り入れられていることから、花嫁の定番シューズとなっているという。フェミニンなレースとエッジの効いたレースアップブーティーがファッション感度の高さを感じさせる「ジミー チュウ（JIMMY CHOO）」の「FREYA」（13万4,000円）は、「足元の見えるドレス丈と合わせてペディキュアにもこだわってみては」と黒沢氏は勧める。ホワイトサテンと足先のビジューが印象的な「ロジェ ヴィヴィエ（Roger Vivier）」の「FLOWER STRASS」（21万円）は王道スタイル。
さらに、お色直しやアフターパーティーのスタイルとして、「クリスチャン ルブタン（Christian Louboutin）」のシグネチャーライン「BIANCA」（10万円）はブラックのリボンやサッシュのベルトでウエストマークしたドレスと合わせるとモダンなスタイルに。ニュアンスカラーのグレーが大人らしく、動きのあるフェザーが優雅な印象の「ジャンヴィト ロッシ（Gianvito Rossi）」の「GINGER」（11万1,000円）は、お色直しのドレスとのコーディネートやアフターパーティーでホワイトのジャンプスーツと合わせるコーディネートなどがおすすめとのこと。これらの黒沢氏が厳選したウエディングシューズを含め、バリエーション豊富に展開している。
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フェア期間中の3月24日には、松屋銀座8階のバンケットルームで黒沢氏によるウエディングトークショーが開催。3月21日からは27日までは、1階スペース・オブ・ギンザでロジェ ヴィヴィエのヒールにフォーカスを当てたポップアップイベント「IN CHOC」の展開が予定されている。
■2018 春のブライダルフェア会期：2018年2月7日（水）〜3月31日（土）会場：松屋銀座各階松屋銀座：公式サイト
■夢を叶える1足 〜YUKO KUROSAWA オーダーメイドウエディング トークショー〜会場：松屋銀座8階 バンケットルーム日時：2018年3月24日（土）15:00〜（受付開始14:30〜）定員：20名参加費：3,000円（税込）詳細ページ（※2月21日から公開）
■Roger Vivierポップアップイベント「IN CHOC」会期：2018年3月21日（祝・水）〜27日（火）会場：松屋銀座1階スペース・オブ・ギンザ
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