ちばてつやさん、海賊版サイト対策受け「身を引き裂かれる思い」、評価と懸念の心境

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2018年04月14日 12:22  弁護士ドットコム

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違法にアップロードされたマンガを無料で見ることができる「海賊版サイト」について、政府が緊急対策を決定したことを受けて、日本漫画家協会理事長のちばてつやさん(79)が、自身の公式ホームページを更新し、「守るべき自由の理念と、綺麗事では済まないかもしれない醜い現実のはざまで、身を引き裂かれるような思いを味わっている」と複雑な心境をつづった。


【関連記事:政府の海賊版サイト対策「あまりにも早急で杜撰」、「漫画村」「Anitube」「Miomio」遮断へ】


政府は4月13日、「漫画村」など特に悪質な海賊版サイトについては、法制度の整備まで臨時的・緊急的な措置として、民間の通信事業者(プロバイダ)が自主的にブロッキング(アクセス遮断)することが適当という見解を示した。


ちばさんは『あしたのジョー』などで知られる漫画家だ。今回の政府決定を受けて、公式ホームページ上で「日本が国をあげて『マンガの危機』に真剣に向き合ってくれていることに、とても心強さを感じました」として、政府の対応について一定の評価をしている。


一方で、「表現者として常に大切にしてきた『表現の自由』や『知る権利』において、今回の『ブロッキング』という手段が諸刃の剣になりかねない、と危惧してもいます」として、ブロッキングについての懸念も合わせて示した。そのうえで、若い漫画家の苦境に追い込む海賊版サイトに対する憤りを述べている。


(弁護士ドットコムニュース)


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  • 表現の自由とは発信する本人に許されるものであって、誰かが誰かを利用するものでは無い、と思うんだけど
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