顔を真緑にした犯人、かえって目立つ結果に(画像は『Oddity Central 2018年5月9日付「Thief Paints His Face Green to Make Himself HARDER to Recognize」(Photo: Russian Ministry of Internal Affairs)』のスクリーンショット) 世の中には、空き巣に入った家にメッセージを残す一風変わった泥棒もいるが、このほどロシアで風変わりな窃盗犯が逮捕された。「自分の顔を認識されにくくするため」にした策略が逆の結果を生んだようだ。『Oddity Central』などが伝えている。
今月初め、ロシア連邦南部のクラスノダールで23歳の男が逮捕された。ロシア内務省クラスノダール事務所の声明文によると、男は地元の駅で電車を待っている女性から財布を盗んだようで、被害に気付いた女性が警察署に届け出た。
地元警察は捜査に乗り出したが、目撃者からの情報を集めていくうちに犯人の男がどうやら珍しい特徴を持っていることが分かった。それは男が顔全体を鮮やかな緑色に塗っているというものであった。
このあまりにも目立つ犯人の特徴は、クラスノダールのような人口75万人の都市でさえ時間をかけることなく発見の決め手となったようだ。男は盗んだ被害者の財布をどこかへ捨てる暇もないほどあっけなく逮捕され、財布は無事に女性のもとへ返された。
警察の事情聴取で、男は「意図的に顔を緑色に塗った。そうすれば自分の顔を認識されにくいと思ったから」と話している。窃盗犯や強盗犯は取り外しがすぐにできるマスクや目出し帽などを着用するケースが極めて多いが、ペイントとなるとそう簡単には除去できない。なんとも間抜けな策略で窃盗を犯したこの男は、その後軽犯罪で起訴されて実刑が科せられる可能性があるという。
画像は『Oddity Central 2018年5月9日付「Thief Paints His Face Green to Make Himself HARDER to Recognize」(Photo: Russian Ministry of Internal Affairs)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)