フランクフルトが30年ぶりの独杯制覇!…長谷部はフル出場でバイエルン撃破に貢献

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2018年05月20日 05:11  サッカーキング

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レビッチの2ゴールでフランクフルトがDFBポカール制覇 [写真]=Getty Images
DFBポカール決勝が19日に行われ、バイエルンとフランクフルトが対戦した。フランクフルトの日本代表MF長谷部誠は先発出場で、MF鎌田大地はメンバー外。なお、ボランチに入った長谷部は、ひじ打ちで出場停止処分を受けていたため、公式戦4試合ぶりの出場となった。

 2年ぶりの優勝を狙うバイエルンは、シーズン途中に復帰したユップ・ハインケス監督のラストマッチ。チームを見事に立て直し、ブンデスリーガ6連覇に導いた指揮官を、2冠達成の花道で送り出したいところ。一方のフランクフルトも、ニコ・コヴァチ監督がバイエルンの次期監督に決まっており、これが最後の試合。指揮官を引き抜いた相手を倒しての30年ぶりの大会制覇を目指す。

 バイエルンは開始8分、エリア手前のFKでロベルト・レヴァンドフスキが直接狙うが、強烈なシュートはクロスバーに嫌われた。難を逃れたフランクフルトは11分、アンテ・レビッチが敵陣でハメス・ロドリゲスからボールをカットすると、こぼれ球を拾ったケヴィン・プリンス・ボアテングが素早く前線へスルーパス。そのまま走り上がったレビッチがシュートをゴール左隅に決めて、先制点を奪った。



 先制を許したバイエルンは25分、レヴァンドフスキがエリア内左に抜け出してシュートを放ったが、これは枠を捉えられず。フランクフルトは44分、マリウス・ヴォルフがヘディングシュートで追加点を狙うが、これは枠の左に外れた。

 試合が再び動いたのは後半の53分。エリア内右に抜け出したジョシュア・キミッヒがマイナスに折り返すと、中央のレヴァンドフスキが右足でゴール右隅に流し込み、バイエルンが同点に追い付いた。



 勢いづくバイエルンは69分、キミッヒの鋭いグラウンダークロスを、エリア内中央に走り込んだコランタン・トリソがフリーで受けるが、ここは長谷部の懸命のスライディングに阻まれる。80分にはマッツ・フンメルスがヘディングシュートを放ったが、これもクロスバーに直撃した。

 一方のフランクフルトはカウンターで相手ゴールを狙う。80分にはボアテングのスルーパスでレビッチが抜け出し、エリア手前からミドルシュートを打つが、わずかに枠の右に外れる。すると直後の82分、ダニー・ダ・コスタのロングバスで再びレビッチが抜け出すと、GKとの1対1で冷静に右足シュートを沈めた。バイエルンはハンドを主張したが、ビデオ判定の結果、ゴールが認められ、フランクフルトが勝ち越しに成功した。

 さらにフランクフルトは終了間際、相手CKのこぼれ球を拾ったミヤト・ガチノヴィッチが独走で持ち上がり、無人のゴールに流し込んで勝負あり。フランクフルトが3−1でバイエルンを破り、30年ぶり5度目の優勝で、さらに来シーズンのヨーロッパリーグ本戦出場権も獲得した。

【スコア】
バイエルン 1−3 フランクフルト

【得点者】
0−1 11分 アンテ・レビッチ(フランクフルト)
1−1 53分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
1−2 82分 アンテ・レビッチ(フランクフルト)
1−3 90+6分 ミヤト・ガチノヴィッチ(フランクフルト)

このニュースに関するつぶやき

  • 古豪が絶対王者を倒しての優勝か。おめでとう。出場停止が続いていた長谷部にとっても試合勘とともにタイトルも手に入って言う事無しだなあ。
    • イイネ!8
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