内沼晋太郎の新著『これからの本屋読本』 15年考え続けた新しい本屋像

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2018年05月24日 22:11  KAI-YOU.net

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内沼晋太郎の新著『これからの本屋読本』 15年考え続けた新しい本屋像
ブックコーディネーターの内沼晋太郎さんによる新著『これからの本屋読本』が、5月26日(土)に刊行される。

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東京・下北沢にある「本屋B&B」を経営し、八戸ブックセンターや神保町ブックセンターのアドバイザーをつとめる内沼晋太郎さんの提案する“小さな本屋像”が書かれている。

これから本屋をはじめたいという人や、小さい本屋をやっているひとたちには、かなり実用的だと思いますが、そうでない人にも、本が好きな人、本屋がこれからどうなるかが気になる人に、読んでほしいです。 内沼晋太郎さんコメント


本の現場で活動する内沼晋太郎



内沼晋太郎さんは、ブックコーディネーターとして、行政から企業まで、様々な依頼を受けてその“顔”となる本棚の数々を手がけてきた。

現在では、ネット古書店・バリューブックスの社外取締役や、自ら立ち上げたNUMABOOKSの代表として活動している。

NUMABOOKSでは、2017年から出版事業を始動。映像作家の菅俊一(すげ しゅんいち)さん著『観察の練習』(2017年)はじめ、東京・初台にある本の読めるカフェ・フヅクエのオーナーをつとめる阿久津隆さん著『読書の日記』の刊行も控えている。

従来とは異なる本屋像 『これからの本屋読本』



『これからの本屋読本』は、15年にわたって様々な立場から本や本屋に関わってきた内沼さんが3年かけて執筆した新著。

昔ながらの本屋が苦境に立たされている現状を背景に、従来とは異なる本屋像について書かれている。

実践的なアドバイスの詰まった別冊「本の仕入れ方大全」はじめ、必ずしも本屋経営で生計を立てない方法など、網羅性と実用性が重視されている。

また、『本の未来を探す旅 ソウル』(2017年)の共同編集をつとめて隣国の出版事情にも触れてきた経験などを踏まえ、韓国や台湾における取り組みについても触れられている。

現在特設ページでは「はじめに」と第1章「本屋のたのしみ」が試し読みとして公開されているので、興味のある方はまずそちらをチェックしてほしい(外部リンク)。

同時に、小売店やイベント販売での仕入れ要望や、関連するトークイベントの開催スペースを募集している。

このニュースに関するつぶやき

  • 私は紙の本の方が好きですが、個人がどう思おうと、今後は、本の制作に要する資源やエネルギー面でも、配送に要する燃料の面でも電子書籍が優位で、本屋の店舗などなくなるのが必然。
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