1日2回でOK!?歯科医師が教える「新ハミガキ習慣」5つ

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2018年06月04日 18:31  つやプラ

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30代から40代の美容を“楽”にする、美容・美肌マガジン

6月4日は、「歯と口の健康週間」のスタート日。毎日の歯磨きに気を使っているつもりでも、「本当に正しく歯磨きできているのかな?」と不安に思うこともありますよね。

日本美口協会会長で歯科医師の坂本紗有見先生に、意外と知らない、「正しい歯磨き」の新常識をお聞きしました。

■食後“18時間”がポイント!?「正しい歯磨き」新常識5つ

(1)歯磨きは1日2回

食後に歯を磨かずに18時間が経過すると、歯の表面にバイオフィルム
(歯周病菌などの微生物などの集合体による細菌膜)が形成され、歯茎の炎症やむし歯の原因に
なります」

歯磨きは1日2回

「ただし、18時間を超えないようにすれば良いので、朝食ごと夜の1日2回の歯磨きを必須にすれば、昼食後は口をすすぐだけで十分
です」

(2)歯茎を磨く

「歯周病は、歯と歯茎の境目(歯周ポケット)の中で細菌が増殖することが原因で発症します。歯磨きのときは、『歯と歯茎の間にたまった汚れ』も落とす
ことが大切です」

歯茎を磨く

「歯茎を磨くポイントは、力を入れずに優しくブラッシング
すること。歯磨きの際は、歯周ポケットに残った食べかすなども取り除き、細菌を繁殖させないように
しましょう」

(3)大きな歯ブラシを使う

「毛先が細い歯ブラシは、ブラシと歯との接触面が狭いので接地面にムラができます
。また、磨くときに力が入りすぎて歯茎にダメージを与えるので、大きくて柔らかい歯ブラシで力を入れずに磨きましょう

大きな歯ブラシを使う

「大きな歯ブラシは毛束が大きいので、大雑把に磨いたとしても、歯との接触面が広く歯茎にかかる力を弱めることができます

(4)歯間ブラシ・フロスを使う

「歯ブラシでのブラッシングだけでは、歯と歯の間は十分磨ききれず、プラークや食べかすが残ってしまいます
デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯ブラシでは届かないところをきれいに
しましょう」

歯間ブラシ・フロスを使う

デンタルフロスや歯間ブラシを使うほど口腔内の清潔度が上がる
というデータもあります。歯ブラシ以外のオーラルケアグッズをもっと活用しましょう」

(5)フッ素入りの歯磨き剤で

初期のむし歯を防ぐには、フッ素が有効
です。フッ素の働きはいくつかありますが、歯のエナメル質を強化し、プラークによるむし歯菌の繁殖を弱め、プラークが作り出す酸の産出を抑制することから、歯を強化しながらむし歯菌の活動を抑えてくれます

フッ素入りの歯磨き剤で

「また、歯の表面を酸に溶けにくく修復したり、歯から溶け出したカルシウムや輪の再石灰化を促進するなど、フッ素配合の歯磨き剤を使うことで、歯を丈夫にできます

坂本先生によると、口腔ケアは、「予防」が大事で、定期的な口腔内の環境のチェックがおすすめだそう。毎日の歯磨きを見直して、「美口」を目指してみては。(LAR編集部)

【坂本紗有見先生 プロフィール】
日本美口協会会長、銀座並木通りさゆみ矯正歯科クリニック院長。矯正歯科の専門医として、歯並びだけでなくその先にある健康や予防を見据え、多くの患者の口腔内美化に尽力。最新検査機器やサプリメントをいち早く取り入れ、常に新しい医療情報を提供している。

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