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未成年のアイドルが事務所との関係を苦に自殺 大人の正しい「応援力」とは

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2018年06月06日 08:12  JIJICO

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JIJICO

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多くの未成年が活躍する昨今の「アイドル」


いきなりですが、クイズです!一昔前までは、別世界の人だったのに、今ではすぐに会える人はだ〜れだ?


答えは、アイドルですね。


このアイドル達、今やJリーグのチーム数より多い、ご当地アイドルが各地に誕生しています。私が住む大分県にも、チャイモ、ニーモ、スパティオなどなど、多くのアイドルが地域活性化のため活躍してくれいます。この身近さにより、アイドルは少年少女にとって今や現実的な夢となりました。


アイドル活動と学業の間で悩む子ども


これは、子ども達の夢の選択肢の広がりとしては 大変喜ばしい事だと思います。しかし、その反面 残念ながら 悲しい事件へと繋がったケースも出てきています。


先日も、地域活性化のアイドル活動をしていた未成年の女性が、その活動に関して事務所の社長とのやりとりを苦に自殺に至ったという報道がありました。こういった話題に触れると、子育て中の身としては 本人の無念さはもちろん、親御さんの悔しさや後悔といった気持ちにとても胸を痛めます。


また、この出来事は私としては とても他人事とは思えないのです。


というのも、私が学校長として携わる田北調理師専門学校にも、昨年、ご当地アイドルと学業の両立を図る学生が在籍していました。夏に、彼女が出演する予定の大きなイベントと、調理師免許取得に関する大切な授業の日程が被り、どちらを優先すべきか?を 所属事務所と話し合った経験があります。


事務所としては、ファンのためもともと予定していたイベントを成功させたい。こちらとしては 学業を優先させてあげたい。本人はどちらも大切にしたい。その時は、とても理解ある事務所で、快く学業優先を進めてくれたため、特に問題にはなりませんでしたが、彼女が 2つの間でとても悩んでいた姿が忘れられません。


未成年の子どもに対して周囲の大人が配慮すること


こういったことは、何もアイドルなどの芸能活動だけに限らず、未成年や学生の夢を応援する際の活動や、スポーツクラブの指導においてよく出てくる問題だと思います。


その時に我々が忘れてはいけない大切なことがあると思います。


一つは、当り前ですが、未成年は未成年という事を忘れてはいけません。誤解を恐れずというと、子ども達は、全てにおいて とても未熟です。経験値も未熟。優先順位を考える力も未熟。自分と向き合う力も未熟。子ども達の学業やスポーツ、様々な活動は、そんな未熟な子どもから、成熟した大人になれるように、用意されているのではないでしょうか?


それを未成年より 多少 経験値のある大人がサポートをする。今回のアイドル活動の件でもたとえ子ども自らが大人達の世界に飛び込んできたとしても、周囲の大人が本人はまだ「未成年」であることをしっかり理解してあげ、成熟への糧への一つとして活動させる事が必要だったのでは?と思います。


大人になるための人格形成であることをふまえて応援する


また、もう一つは「夢は変わる」という事を胸において指導するということ。


幼い頃に 抱いた夢を死ぬまで叶え続ける人はいないと思います。幼い頃から 成長過程ごとに色々な夢を抱きながら、皆 最終的に自分の生き方を見つけて行くのではないのでしょうか?現に プロ野球選手でも一生プロ野球選手ではいられないのです。全てに第二、第三の人生が待っています。


ただ、子ども達は「今」抱いている夢が「人生の全て」と考え、夢に向かい猪突猛進しがちです。もちろんそれは良いことでもありますが、我々大人は、そんな彼らの未来をしっかりと考えること。そう、未成年のアイドル活動にしても、まだ社会に出ていない大学生のアメフト部の試合にしても、子ども達の活動を指導・サポートするたった一つの目的は「全ては、大人になるための人格形成のため」なのです。


子ども達の夢の選択肢、活動の範囲が広がった今こそ、我々大人達がもう一度教育・指導の原点に立ち返り、正しい応援力を身につけていく時代が来たのだと思います。



(つだ つよし。・心理カウンセラー)

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