『水曜日のダウンタウン』警察沙汰! ナダル「誘拐・拉致」で一般人が110番通報

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2018年06月20日 22:12  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)公式サイトより

 世間をたびたび騒がせる“攻めの企画”でおなじみの『水曜日のダウンタウン』(TBS系)だが、5月に行われたロケの途中で、一般人の110番通報により警察が出動する騒ぎを起こしていたことがわかった。6月20日放送の同番組をめぐっては、現在ネット上で「予告されていた内容が突然差し替えになった」と話題になっているが、当初放送が予定されていた企画が“警察沙汰”を起こしたことが差し替えの一因の可能性が高まった。TBSはサイゾーウーマンの取材に「お答えすることはありません」としたが、同番組はこれまでも“問題”を複数回起こし、番組の存続が危ぶまれたこともあるだけに、このまま“黙して語らず”では済まされないだろう。

 「予告から一転“消滅”したのは、5月30日放送でオンエアされた企画の第2弾。初回は、コロコロチキチキペッパーズ・ナダルが新横浜駅近くでスタッフに拉致・誘拐され、倉庫に閉じ込められたところで、『別の芸人を番組の企画と悟られずに呼び出す』ことができれば、脱出できる……という内容でした。人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社)をモチーフにした企画ですが、放送直後から賛否を呼んでいたんです。オンエアを見ると、ナダルは突然男性に襲いかかられた上、車に押し込まれていたため、ネット上では『やりすぎ』『一歩間違えば警察沙汰では』などと批判が噴出しました」(芸能ライター)

 同番組は過去にも、安田大サーカス・クロちゃんを中心とした一般視聴者参加型の企画が、警察沙汰に発展したことで、急きょ中止となるトラブルを起こしている。クロちゃんをマンションの一室に閉じ込めた上で、「視聴者が、クロちゃんのTwitterでの情報発信のみを頼りに、居場所を特定して救出する』という内容だったが、特定されたマンションに視聴者が殺到したため、警察が現場に駆けつける騒ぎに。番組は公式サイトで「この状況を重く受け止め、この企画は中止いたしました。ご迷惑をおかけした皆様、並びに企画にご参加いただいた皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪したものの、その反省は生かされなかったようだ。

 「5月下旬、同番組は、新横浜ではなく“都内”でナダルを『車に押し込み連れ去る』という内容のロケを行いました。ところが、その瞬間を目撃した一般人が『男性が誘拐された』と、110番通報をしたんです。すぐに警察官が現場に駆けつけ、スタッフが事情を話して誤解は解けたようですが、その後TBSは警視庁に対し、内々に謝罪を行ったということです」

 こう明かすのはTBSの番組制作会社関係者。第1弾のオンエアでは、ナダルが誘拐された場所は神奈川県だったため、今回の「都内」という情報とは齟齬が生じる。

 「通報されたのが第1弾のものだったとすれば、警察沙汰になったことで、都内ロケ分はお蔵入りにして、あらためて新横浜で同じ内容を収録する“ヤラセ”を行ったか。あるいは、20日放送の第2弾のために、再びナダルを起用して行われた、新規のロケで警察沙汰になったのかもしれません」(同)

 サイゾーウーマンは18日、TBS広報部に、事実確認や、番組が少なくとも2回“警察沙汰”を起こしていることについて、見解を問う書面を送付したが、期限までに回答はなし。20日に再度、電話取材を試みると「お答えすることはありません」と、“警察沙汰”があったことを否定も肯定もせず、事態を隠蔽するかのような返答を繰り返すのみだった。

「放送した企画が、またも裏で問題を起こしていた事実を指摘されることを恐れ、急きょ20日の放送内容を変更したのかもしれません。また、現在テレビ業界では、静岡県の看護師拉致殺害事件の影響などから、“拉致”“誘拐”を連想させる企画を自粛するムードが高まっています。18日にはテレビ朝日が、誘拐を題材にしたドラマ『幸色のワンルーム』の放送中止を発表しましたが、こちらも『誘拐を肯定しているのでは』という批判を、業界の“自粛ムード”が後押しした結果と見られている。『水曜日のダウンタウン』に関しても、一時とはいえ『略取・誘拐事件』として警察が出動したことに間違いはないため、ギリギリで放送自粛を決定したのかもしれません」(テレビ局関係者)

 番組の演出・プロデューサーを務める藤井健太郎氏は、昨年12月配信の「ORICON NEWS」インタビューで「昔は失敗と認めずに成功に見せるのが多かった気がするけど、今は失敗したことを認めたうえで、どう見せるか。隠したりすることが好かれない、という気がします。(中略)もし2択で迷ったら、今は正直なほうがいいよね、というジャッジはするようにしています」と語っているが、今回、一般人による通報を誘引したという“失敗”を、企画上どう生かすつもりだったのだろうか。

 業界関係者にも多くのファンを擁する『水曜日のダウンタウン』だが、今回の一件は「悪ノリが過ぎた」というそしりは免れないだろう。TBSは局の姿勢として、まず放送内容を変更した点について正式な釈明を行うべきで、もし不適切な点があったならば、それを真摯に省みて、今後の番組づくりに生かしてほしい。それを踏まえた形で視聴者をあっと驚かせる、エッジの効いた斬新な企画を見せてくれることを期待したい。

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  • 結局鉄塔シリーズ第2弾はお蔵入りか…。代わりの説は、テレビに映ったものを食べる企画か?あれ、つまらなかったな…。頭にろうそく付けて色々やる企画は、大笑いしたんだけどな〜。
    • イイネ!4
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