交流戦パ最高勝率はオリックス!引き分けで1000万円ゲットも、主砲が負傷交代…

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2018年06月21日 22:11  ベースボールキング

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一時は勝ち越しとなる適時打を放ったオリックス・吉田正尚ですが…(C)KYODO NEWS IMAGES
阪神 3 − 3 オリックス
<甲子園・3回戦>

 雨で順延となっていた2018年セ・パ交流戦のラストゲームは、延長12回を戦って3−3の引き分け。交流戦を11勝6敗1分で終えたオリックスは、勝ち越しリーグ内の最高勝率チームに贈られる賞金1000万円を手にした。

 先手を取ったのはオリックス。2回一死走者なしの場面で、5番のステフェン・ロメロがレフトスタンド中段まで運ぶ一撃。今季第10号のソロで、プロ初登板・初先発となった阪神のドラフト1位ルーキー・馬場皐輔から1点をもぎ取る。

 ところが、以降はルーキーの粘りの投球を前にホームが遠く、6回まで1−0で進行。するとその裏、好投を続けていたオリックス先発の山崎福也が味方の失策にも足を引っ張られ、一死一・三塁のピンチ。3番の福留孝介は空振り三振に斬ったが、二死二・三塁で4番・糸井嘉男を迎えたところでベンチはピッチャー交代を決断。2番手・黒木優太にバトンを託す。

 2ボール・2ストライクからの6球目、高く打ち上がった飛球はファウルフライでチェンジかと思われたが、打球がレフト方向へと風に流されて行くと、追いかけた三塁手・大城滉二がこれを捕球できず。嫌な流れが漂うと、ボール1つ挟んだ8球目の変化球をライトに弾き返され、一気に二者が生還。1−2と試合をひっくり返されてしまった。

 それでも、オリックスは8回に反撃。一死三塁のチャンスで代打・小谷野栄一が3番手の桑原謙太朗からセンターへの同点打。試合を振り出しに戻すと、なおも二死二塁から吉田正尚がライトに弾き返したライナーに対して右翼手の糸井が目測を誤り、打球はライトオーバー。二塁走者が悠々生還し、3−2と逆転に成功する。

 ところが、打った吉田が三塁ベースを回った際に右足首を負傷。立ち上がれないまま三塁ベースに手から戻ると、コーチに担がれてベンチへと下がり、そのまま退場となってしまった。

 リードを奪ったオリックスは8回に山本由伸、9回は守護神・増井浩俊を送り込み、この交流戦で躍動した勝ちパターンで逃げ切りを図るも、増井が先頭の糸井に同点ソロを被弾。試合を締めくくることができず、3−3で延長戦に突入した。

 最後のところでプランが崩れてしまったオリックスだったが、10回は吉田一将、11回はきょう昇格したばかりの沢田圭佑がゼロを並べると、12回も比嘉幹貴がピンチを背負いながら無失点。打線が封じられたなか投手陣が踏ん張り、試合は3−3の引き分け。交流戦の成績を11勝6敗1分とし、パ・リーグ内の最高勝率を死守。賞金1000万円をゲットした。

 とはいえ、手放しで喜べないというのがファンの本音だろう。吉田については試合中に「8回の走塁中、三塁ベースを踏んだ際に、右足首を痛めたため交代」「大阪市内の病院でレントゲン・MRI検査を行った結果、右足関節捻挫グレード1との診断を受けました。明日以降、状態をみながら練習、ゲーム出場等の判断を行います」と球団発表。交流戦ではこの試合も含めた18試合で打率.397、3本塁打、10打点と好調だっただけに、あすから再開するリーグ戦を前に不安が広がっている。

このニュースに関するつぶやき

  • これで交流戦MVPはオリックスから選ばれることが確定か。アホークソの柳田が交流戦MVPに何回か選ばれたのも、こういうルールだからなんだよなw
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